川上澄生の木版画 (磯村)
2010年 04月 28日
若い頃から木版画は好きで、かっては年賀状や暑中見舞いなどは木版画で作っていた。
見るのも好きで、たとえば吉田博や井堂雅夫の伝統的なもの、黒崎彰の現代的なものも好いなあと思う。
しかし、太い輪郭線に手彩色という川上澄生の木版画には、また独特の味わいがある。
見ているうちに、わたしの描く水彩画は川上澄生の木版画を真似ているんだな、ということに思いいたった。
10年前ぐらいから描きはじめたわたしのスケッチも、黒インキでの輪郭線に、基本的に二階調での彩色である。
無意識のうちに描いていたのだが、そうだったのか。
若い頃から好いなあと思っていた川上澄生の木版画を真似ていたのだったか。そうだったのか。
by akirin2274 | 2010-04-28 08:14