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バス・スケッチ展 (磯村)   

両備バスが毎月企画している日帰りのバス・スケッチというのがある。
中国・四国地方の名勝にでかけて風景スケッチをしてこようというもの。
なかなか自分ひとりでは出かけないところもあったりするので、年に1~2回の割りで参加している。

で、毎年、両備バス本社のギャラリーでそのスケッチ展が開かれる。
磯村も昨秋に行ってきた柳井の町並みのスケッチを出品した。

展覧会の最終日に出かけてみた。
いろいろな方の、それぞれの描き方でのスケッチが展示されていて楽しい。
引率指導してくれるI先生のスケッチも展示されていた。

おひとり、唸ってしまうほどに素晴らしいスケッチをしている方がいた。
2枚のスケッチなのだが、そのどちらもが、省略された線描で風景が的確に捉えられている。
そして、少ない色数での彩色なのだが、実に表情豊かで深みのある絵となっている。

そうか、スケッチとはこういうものなのだなあと感心させられる。
いかに描かないことで、描くのだな。

なんでも、スケッチ教室をされている方で(その教室に通っているという方が教えてくれた)とにかく毎日絵を描いているとのこと。
やはりその修練を通して、あらわしたいものを如何にあらわすかを追求するのだな。

そういえば数年前に知人に、スケッチ旅行に一緒にいきませんかと誘われたことがあった。
行く先は確かイタリアとスイスだった。
通常の観光旅行ではスケッチをする時間などうまく取れないから、これは魅力的な誘いだったが、仕事の都合が付かなかった。残念。

せめて、来週出かけるタイでのスケッチをしてこよう。

by akirin2274 | 2013-05-30 11:20

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