「詩と思想」5月号 (瀬崎)   

今年度の「詩と思想」誌の詩誌評は石川厚志氏が担当されている。
5月号では「どぅるかまら」15号が取り上げられている。
4編についての評で、50行近くを割いてくれている。嬉しいことだ。

水口京子「人真似」については、「人形は情念を否定しているが、逆に否定した分だけ物語に怖ろしい情念が漂ってくる。怪奇な作品だ。」としている。

つゆくさが女の足になって北に向かって歩き出す「つゆくさ」河邉由紀恵については、「平仮名が支配的で、区切りなく文の連なる技法が、つゆくさの存在とその一連の行動を表すのに、よくマッチしている。」としている。

瀬崎の「水面夢」については、「しっとりと水面にゆれる夢の話」とした上で、「もしかすると、妻や幼子は夢の中でしか会うことができない存在なのかもしれない。」と、作者自身も無意識だったところにまで言及してくれている。

北岡武司「峠のむこう」は、「柔らかで童話のような作品」と捉え、そのうえで「最後はすこし切なく終わる。」とおそらく作者が意図したであろうことを素直に受けとってくれている。

いつ解散するかと毎回騒ぎながらも、「どぅるかまら」も8年目を迎えた。
こうして取り上げてくれる詩誌評や個人的にいただくお手紙などで励まされている。
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by akirin2274 | 2014-05-02 16:34

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