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日本の詩祭 (瀬崎)   

日本現代詩人会主催の「日本の詩祭」がホテル・エドモントでおこなわれた。

会場・進行係としてお昼前から会場へ。
一緒に担当する石田瑞穂氏や小林稔氏と待機していたのだが、壇上の椅子のセッティングなどの実際の業務はホテルの方たちが手際よくしてくれた。

おかげで今年は、H氏賞、現代詩人賞の授賞式、先達詩人の顕彰と、ほとんどのプログラムを見ることができた。

講演は新倉俊一氏の「詩人 西脇順三郎とエズラ・バウンド」。
どなたかが、大学で西脇順三郎の授業を受けることが出来た人は幸せだ、と言っていたが、本当にその通りだと思う。

私が田舎の高校生だった頃、ときおり背伸びをして「詩学」を買ったりしていた。
そこに西脇順三郎が自分の弟子たちと一緒に自作解釈をする記事が載っていたことがある。
誰かが、この一節はどうして書かれたのですか?と西脇に尋ねて、彼が、う~ん、どうだったかな、忘れてしまったな、と答えていて、ああ、大詩人てこういうものなんだと、妙に納得したことを思い出す。

アトラクションは友部正人のフォークソングだった。
参加者は300人近かったのではないだろうか。

会が終わって、石田氏と、会場係は何もすることがなかったですね、ええ、来賓の椅子に張り紙をしただけでしたね、と言って笑い合った。

懇親会も盛況で、誰と歓談していたのかもよく覚えていないほど。
当然のように二次会にも参加して、酩酊して茅場町のホテルに戻った。

by akirin2274 | 2016-06-19 00:09

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