「MOMAT展」 (磯村)   

東京近代美術館で収蔵品展を見る。

ハイライトの部屋にはセザンヌの花の絵、ブラックのキュビズムで描いた女のトルソ、岸田劉生の「麗子五歳の図」など。それにクレーにピカソと、有名作家の作品が並んでいた。
中でも佐伯祐三「ガス灯と広告」、靉光「頭のある風景」は好かった。

続く展示室では、大正時代から戦後までの作品が年代別に並べられていた。

c0138026_2352628.jpg今回、一番嬉しかったのは、古賀春江「海」に出会えたこと。
これまで画集では見ていたのだが、実物を見るのは初めてだった。
そうか、ここに収蔵されていたのか。
水着の女性、潜水艦、飛行船、大型帆船、それに工場地帯や灯台、魚や鷗が見事な調和で描かれていて、どこか不安を孕んだ美しい絵となっている。

ほかには、野田英夫の「帰路」、松本竣介の「黒い花」「N駅近く」の黒い抒情に惹かれた。

最後近くにあった福島秀子の抽象的な水彩画5点には得るものが多かった。
いつまでも物の形に寄りかかっていてはいけないなあ。
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by akirin2274 | 2016-09-17 23:54

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