ペンネームの話 (瀬崎)    

「四土の会」があり、今月は私が少し話をした。
で、会の後はいつものように飲み会となる。今回はイタリアンで、ピザやパスタ、生ハムなどをつまみながら、とりとめもなく。

ペンネームの話となった。
私の”瀬崎祐”はもちろんペンネームで、身近な方では秋山基夫氏、岡隆夫氏などがペンネームを使っている。
なぜ、ペンネームを使うのかといえば、私の場合は”現実世界での私”とは異なる次元で作品と向き合いたいからに他ならない。

秋山氏は、若い頃に戯曲を書いたときは違うペンネームを使った、とのことだった。
そういえば、私も違うペンネームを1回だけ使ったことがある。

学生の頃には「現代詩手帖」の投稿欄に投稿していたのだが、その後、詩集を出してからは投稿はしなくなっていた。
しかし、詩集を出したあとに、自分の詩はこれでいいのだろうか、という不安があった。

そこでもう一度投稿欄に作品を出してみようと思った。
しかし、思潮社から詩集を出してしまったあとで、”瀬崎祐”の名前で投稿するのも恥ずかしい。
ということで、別のペンネームを使った。

忘れもしない、”江﨑夏実”というペンネームだった。

その名前で投稿した作品は、無事に投稿欄に掲載された。
思いがけないほどに、選者の某氏にもかなり褒めていただけた。

で、投稿はその1回だけしかしなかった。
それから私は20年近く詩を書かない時期に入り、”江﨑夏実”も二度とあらわれることはなかったのである。




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by akirin2274 | 2017-03-26 18:41

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