詩誌「交野が原」 (瀬崎)   

c0138026_21211482.jpg金堀則夫氏から「交野が原」82号が届いた。

今号も32人の詩作品、5編の評論・エッセイ、それに9編の書評を収めて、読み応えのある詩誌となっている。

八木幹夫「さみしいゆめ」のやわらかい叙情、中本道代「歳月」の引きしまった叙情、それにいつもとはいささか趣を異にしている海埜今日子「S区白濁町」の混沌とした叙情に、それぞれに惹かれた。

苗村吉昭は「大野新ノート」を連載している。
8回目の今号では大野氏の逝去後に刊行された全詩集を紹介していた。
大野氏には私も学生時代に何度かお目にかかっている。
これまでの詩集には収載されていない作品についての紹介は興味深いものだった。

書評では、阿部日奈子が北原千代詩集「真珠川」について書いた「理性の外にひろがる沃野」を面白く読んだ。
今年のH氏賞を受賞したこの詩集については、私も2ヶ月ほど先にスピーチを依頼されている。
私の読みとの違いが参考になった。なるほど。

拙ブログ「瀬崎祐の本棚」には、北原千代「雨の木」、斎藤恵子「似合わないのに」、草野早苗「傘の行列」の簡単な感想を書いた。

瀬崎は「うりざね」を発表している。
なぜか書けてしまったという作品で、だから自分でも何を書いているのか、よく判らない。
軽妙さは出せているのではないかと、これは自画自賛。 


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by akirin2274 | 2017-04-05 21:26

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