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「ERA」合評会 (瀬崎)    

「ERA」合評会 (瀬崎) _c0138026_23575317.jpg
詩誌「ERA」第三次8号合評会が東大駒場であった。
会場はこれまでの会議室ではなく、レストラン奥の和室だった。

18人の同人が北は青森、南は鹿児島から集まった。
それに、今回は寄稿者として日原正彦氏も参加してくれたのは嬉しいことだった。

その日原氏の作品「美しきもの」には心打たれたのだが、その一方で、ここまで言ってしまっていいのだろかという思いもあった。
しかし吉野令子氏の批評を聞いて、すとんと納得がいった。
そうだったんだな。

拙作品「(小部屋に人の姿はなく」に対してもいろいろな意見をもらうことができた。
具象と抽象が適度に混在している、色彩の明暗がよく出ている、という意見に加えて、今回は悪の部分がない、もっと危険に迫ってほしい、という貴重な意見ももらえた。
確かに、今回は父が登場してきてしまったので、素直な息子としての作者がいたようだ。

5時間にわたる合評会は内容の濃いものだった。
しかし、必死にやったものだから、終わったときにはぐったり。
懇親会でビールを飲みながら、尾世川正明氏や田村雅之氏らと、いやあ、疲れたねえ、と。

疲れたものだからお酒が気持ちよく回る。ワインも飲みすぎた。
饒舌に何を話したのかも覚えておらず、ついにはホテルへ引き上げる山手線では気分不良となってしまった。
帰途が同じ方向だった田中眞由美氏に断って途中下車。
少し酔いを覚ましてから再び電車に乗るという情けない幕切れだった。


by akirin2274 | 2017-05-26 00:03

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