「風都市」裏事情 (瀬崎)   

個人誌「風都市」32号の制作をしている。
今号は海東セラ氏に寄稿を依頼して、岬への道程をたどる作品をいただいた。感謝。

表紙絵は前号から磯村の水彩イラスト(?)にしている。
それまでの旅先での写真から変えたのだが、意外に講評である(というか、褒めてくれる人しか言ってはくれない)。
今回は海の匂いを感じさせるものとなっている。

他は揃ったのに、問題は瀬崎の詩作品。

1編は「唐橋まで」という訳のわからない短い作品。
これはふっと書けてしまう種類の作品。自分でも制御は効かない作品である。
前詩集「片耳の、芒」の巻頭に置いた「ゆれる」や、最後に置いた「雨を忘れて」もそうして書けた作品だった。
自分でも傑作なのか駄作なのか、判断できない書き方をしてしまう作品である。

そしてもう1編は「脚をたたんで溢れて眠れば」。
これには苦労した。

自己規制してしまいそうなものを取り払って、できるだけ拡げて書いてみようと思った。
そうしたらあらわれてきたものは、広いのだけれどもまったくとりとめのない平板なものとなってしまった。

さて、ここからどのように骨格を作って立体的な奥行きを持たせたらいいのか。
行分けでただ並んでいた詩句を散文形にして、描かれている世界を立ち上げようとした。
上手くいかない。

そこで語り口を変えてみることとした。
必要なことを説明するのではなく、すでに必要になったものだけを語らせることにした。
これはかなり上手くいった。
読み手を迷路に誘う罠も仕掛けた。でも、パン屑もちゃんと蒔いておいた。

さあ、これでどうだ。

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by akirin2274 | 2017-08-08 18:39

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