瀬崎と磯村の日録
2024-03-15T22:29:20+09:00
akirin2274
詩人・瀬崎祐 と 水彩スケッチ画家・磯村宇根瀬 の日記です。
Excite Blog
岡山文学フェスティバル、など (瀬崎)
http://akirin2274.exblog.jp/33283874/
2024-03-15T22:29:00+09:00
2024-03-15T22:29:20+09:00
2024-03-15T22:29:20+09:00
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廃校となった内山下小学校は岡山城のすぐ近くにあり、後楽園からも近いという絶好のロケーションにある。
その教室跡を使って全国の出版社や古本屋がブースを出していた。福岡の侃侃房も参加しているのには驚いた。
いろいろな催し物の一環として「美しい詩をあなたに」が午前中に企画されていた。
はじめにジャック・プレヴェールや茨木のり子、谷川俊太郎などの作品がセミプロの朗読者によって朗読された。
古い教室のガラス窓からは初春の光が射しこんでいた。
つづいて、岡山県内の同人誌紹介と自作詩朗読があった。
県内の代表的な詩誌としては「火片」、「道標」、「ネピューラ」、「黄薔薇」そして「どぅるかまら」がとりあげられた。
私が「どぅるかまら」の簡単な紹介をして、河邉由紀恵氏が「もがみ中学」、そして私が「東一条」を朗読した。
なかなかに面白い企画であった。来年以後も続けて欲しいものだ。
午後からはオリエント美術館の地下講堂でおこなわれた「詩を楽しむ会」に出席してきた。
これは岡山県詩人協会が不定期におこなっている催し物で、第9回となる今回のテーマは竹久夢二だった。
彼の詩、随筆、童話などが,映像や音楽とともに朗読された。
そのあとで斎藤恵子氏が竹久夢二の生涯を解説した。始めて知るような逸話も多かったが、彼の女性遍歴にはあらためて驚かされる。
ピカソも恋多き人で、恋人が代わるたびに作風が変化したが、夢二は彼の描きたいような女性を一途に捜し求めつづけたようなところがある。
終了後には20人近くでの飲み会があった。
同じ詩誌や勉強会のメンバーとはよく一緒に飲むのだが、県詩人協会のメンバーと飲むのは久しぶりだった。
一日じゅう詩に浸って、締めくくりに楽しくお酒も飲めて好い日だった。
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古い「詩学」を読んだ (瀬崎)
http://akirin2274.exblog.jp/33278538/
2024-03-08T22:30:00+09:00
2024-03-08T22:33:26+09:00
2024-03-08T22:30:47+09:00
akirin2274
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こんなものが出てきたと言って妻が差し出してきたのは「詩学 '70. 9」月号。
時代的には、いわゆる”70年安保闘争”が条約自動継続となった直後となる。
大学生だった私が第一詩集「眠り足りない微笑」(思潮社)を出した翌年でもある。そしてこの年に私は同志社や立命館の友人たちの「穹」という詩誌に参加している。
さて。作品頁に並んでいるのは、高野喜久雄、天野忠をはじめとして秋谷豊や福中都生子など。倉橋健一の名前も見える。
「詩書批判」では会田綱雄、星野徹の詩集が取り上げられていて、「詩誌月評」では、秋亜綺羅のガリ刷り個人誌や、入沢康夫、岩成達也らの詩誌「あもるふ」が紹介されている。
中江俊夫「第一詩集のこと」、壺井繁治「故郷と他郷と」というエッセイの顔ぶれをみても時代を感じる。
面白いのは「研究会作品」の欄。
いわゆる投稿欄なのだが、当時の詩学の投稿欄は4人の選者が持ち点を各投稿作品に振り分けて、それを集計するというやり方だった。そして座談会形式で講評している。
その選者の4人は石原吉郎、嵯峨伸之、宗左近、中桐雅夫というそうそうたる顔ぶれだった。
投稿者たちの顔ぶれも興味深い。池井昌樹、日原正彦、黒岩隆、貝原明などの名前がある。
そうか、今はいろいろと親交のあるこういった人たちはこの頃から頑張っていたのだな。
当然みんな20歳代の若者だったわけで、その頃の作品が読めたのも楽しいことだった。
(中桐雅夫は池井昌樹について、詩学投稿者の中でこの人が一番有望だよ、と言っている。)
裏表紙には、清岡卓行が推薦した詩人数十名によるアンソロジー「イヴへの頌」の広告が載っている。各詩人の肉筆原稿をそのまま本にする、となっている。このアンソロジーは実際に出版されたのだろうか?
この「詩学」、定価は200円。研究会に投稿するには5ヶ月1000円の定期購読者になる必要があったようだ。
そんな時代もあったのだな。
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大阪マラソン2024 (磯村)
http://akirin2274.exblog.jp/33270560/
2024-02-27T18:02:00+09:00
2024-02-27T18:02:53+09:00
2024-02-27T18:02:53+09:00
akirin2274
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5回目の大阪マラソン参加だが、一日中雨が降り冷え込むとの予報にモチベーションは上がらないまま。
当日朝は、傘はささなくても気にならない程度の小雨にいくらか安心する。
しかし気温は6度と寒く、結局この後も8度までしか上がらなかった。
大会会場の大阪城の西側から第2ウェーブでスタート。スタートライン通過は8分後ぐらいだった。
制限時間は7時間だが、これは15分前の第1ウェーブからの計算となっている。
このところはもう早く走れる気も全くしなくなっていて、とにかく完走できればいいや、できれば6時間以内で走りたいぞ、というところ。
走りはじめて1km7分のペース。今の自分の走力ではフルマラソン完走のためにはこれが精一杯というところ。
天満橋筋から天神橋筋をまわってきて、北浜から中之島へ。
そのあとの御堂筋で10km地点だったが1時間10分だった。こんなものか。
難波で西へ折れて京セラドームあたりをまわってくる。
中間地点手前でトイレ休憩。どこも込んでいて、そのロスタイムは10分あまりだった。
なにわ筋の折り返し途中で5時間半のペーサーと一緒になる。
第3ウェーブスタートのぺーサーということだったが、これは助かるなとその後ろについて走ることにする。
このまま行けるところまで引っぱってもらおうと思っていたのだが、33km地点の「まいどエイド」にきてしまった。
ここは大阪マラソンの名物エイドである。5時間半ペースランナーにはこの後もお世話になりたかったのだが、この「まいどエイド」を素通りするわけにも行かない。
ということで本格的に足を止めて立ち寄る。
食べたりもらったりしたのは、いなり寿司、いわしハンバーグ、とらふぐ寒天、一口チョコレート、ベビーシュー、くりまんじゅう、ミニカステラ、三笠まんじゅう、それにらっきょうが美味しかった。
さて、この直後からは勝山通りの20mの坂がある。もう潔く歩いて上る。周りもみんな歩いている(笑)。
今里筋の長い5kmの直線に入る。と、またまた38kmのエイド。またまた立ち止まってクリームパンや梅干しを食べる。
もうこのあたりではエイドを口実に休憩しているという感じになっていた。
40kmで環状線を越えるトンネルをくぐる。この時点で5時間20分。まあそうだろうな。
やっと大阪城公園に戻ってきて、5時間44分でゴールした。最後まで雨が本降りにならなかった事だけが幸いだった。
すっきりしない天気と寒さのせいで、最後まで気分的には盛り上がらない大会だった。
ホテルの大浴場に入り、ビールを飲んで、やっと人心地が付いた。
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なんば・みちこ氏追悼 (瀬崎)
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2024-02-21T11:54:00+09:00
2024-02-21T11:54:47+09:00
2024-02-21T11:54:47+09:00
akirin2274
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享年89歳。あと数日で90歳だった。
ご主人の故・井奥行彦氏が作られた詩誌「火片」をお二人で支えてきた。
なんば氏を悪く言う人には出会ったことがない。陰口もきいたことがない。
それぐらい、なんば氏は誰に対しても優しく包容力のある方だった。
私は岡山で詩を書き始めたのはかなり遅かったのだが、その当初から親切に接してもらった。長く岡山県詩人協会の理事会ではご一緒してきた。
感謝あるのみである。
かなり前のことになるが、日本詩人クラブの岡山大会がおこなわれたときには実行委員長の井奥氏とともに運営にあたられた。
私は事務長としてそのお手伝いをしたのだが、なんば氏の各方面への気配りには感心したものだった。
大会翌日の吉備路バス観光では車内でなんば氏がマイクを片手に案内役をされたのだが、私の隣に座ってその姿を見ていた当時の理事長のKさん(女性です、念のため)が、なんばさんて本当におきれいね、と言われたことを思いだす。
葬儀には仕事の都合で参列できないので、前日に総社セレモニー・ホールでおこなわれた通夜に伺った。
遺影のなんば氏はいつものように優しくほほえんでいた。
多くの方に混じって焼香をし、安置された最後のお顔を拝見してきた。棺の傍らには娘さんのひとはなお氏の姿もあった。
ご冥福をお祈りする。
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聖良寛賞表彰式 (瀬崎)
http://akirin2274.exblog.jp/33264312/
2024-02-19T21:45:00+09:00
2024-02-19T21:45:59+09:00
2024-02-19T21:45:59+09:00
akirin2274
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会場は玉島市民センターだったのだが、そこではいくつかの催し物がおこなわれていた。
そこで偶然に、仕事をセミリタイアするまで20年余りの付き合いがあった女性から声をかけられた。
高校生だった頃から知っていたから、彼女ももう50歳近くになっているわけだ。
最後に会ってから10年以上が経っている。なつかしい邂逅であった。
こういう仕事をしていると、長い付き合いがあった方も少なくない。
そういった方々からいまだに感謝の言葉をかけられると、仕事冥利に尽きるなとしみじみ思う。
さて。今年の聖良寛賞は2名の受賞者だった。
賞状の授与があり、つづいてそれぞれの受賞講演があった。
漢文学の森熊男氏は山田方谷の研究家でもあるのだが、今日は論語についての話だった。各地で論語の読み方教室などもされており、判りやすく面白い内容だった。
たまたま隣に座っていたのは私の会社に以前勤務していた方で、森氏の論語教室の生徒さんということだった。
倉敷の町は狭いなあ。
もう一人の受賞者は幻想小説の山尾悠子氏である。
山尾氏には今年1月の日本詩人クラブ岡山例会での講師をしてもらった。今日の話はその講演の内容と概ね似たものだった。
この聖良寛賞は受賞対象とする範囲が広いので選考には苦労するが、その多岐にわたった内容は他の賞にはない意義を持っている。
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人間ドック (磯村)
http://akirin2274.exblog.jp/33260089/
2024-02-14T22:15:00+09:00
2024-02-14T22:15:01+09:00
2024-02-14T22:15:01+09:00
akirin2274
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血液検査による内臓機能は、軽度の貧血を除いては、肝臓、腎臓、脂質代謝、糖代謝などすべて異常なかった。
軽度の貧血はいわゆるジョガー貧血と言うものと考えている。
これは長距離走の際にくり返し足底で打ちつけられる血管の中で赤血球が壊れることから生じるもの。
私の歩幅だと10km走をすれば12,000歩あまりとなり、その回数だけ赤血球も衝撃を受けているわけだ。まあ、これは病的なものではないので放置可である。
唯一の内服治療中である病気の痛風も、真面目な服薬で落ち着いている。
念のために4種類の腫瘍マーカーもチェックしてみたが、いずれも異常なしだった。
視力も著変はなかった。しかし、気がつかない間に白内障が進んでいるのではないかとの懸念がある。
文字の読み書きの時に老眼鏡が必要なだけで日常生活上に支障は出ていないのだが、どうなのだろうか。
聴力の検査値にも著変はなかった。しかし自分ではテレビの会話が以前より聞き取りにくくなっている気がするのだが・・・。
毎年指摘されている不整脈だが、最近はその頻度が減少している。なぜだろう?
自然軽快する事ってあるのだろうか。まあ、結果よければ好しとしよう。
苦手な胃の造影検査も例年通りに陳旧性の十二指腸潰瘍の所見のみだった。医師には胃カメラにしてはどうですかといわれるのだが、あれは苦しそうなので断っている。
問題なのは、4年ぶりに検査が再開された呼吸機能検査の結果。
一秒率の数値はなんと95歳相当。ありゃあ。
しかし、あの検査はかなり要領が関係するからなあ。運動時の息切れ状態は特に変わりないし、大丈夫だろう。
それにしても、数字の検査結果にはあらわれない記憶力や思考力、バランス感覚の衰退など、加齢による能力変化はひしひしと感じる。情けないな。
この身体とあと何年ぐらい付き合っていくことになるのだろうか。
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矢掛本陣文学賞の表彰式 (瀬崎)
http://akirin2274.exblog.jp/33257132/
2024-02-11T16:59:00+09:00
2024-02-11T16:59:47+09:00
2024-02-11T16:59:47+09:00
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詩、短歌、俳句、川柳、随筆各部門で、一般の部、18歳以下の部でのそれぞれの本陣賞、佳作が表彰された。
来賓の祝辞の後に、詩部門の選評を述べた。
応募資格が矢掛町に居住しているか、あるいは勤務していることなので、一般の部の応募は毎年10名足らずと少なめである。
しかしその土地に根ざした生活から生まれた作品は、作者が詩を書くことによって自分の人生を確かめていることが感じられるもので、それぞれに意味を持つものであった。
小学生の作品はその発想が面白く楽しい。見たもの、体験したことに対する驚きがそのまま言葉になっている。
選をしていても嬉しくなってくるような作品も少なくない。
中学生、高校生になるにしたがって次第に内省的なものがそこに加わってくる。それも悪くない。
小中学生の作品を読んでいてつくづく思うのは、この年代の時にどのような先生にめぐり会えるかがとても大きな影響を及ぼすのだなということ。
国語の熱心な先生が沢山いてくれることを願っている。
ひとつの町でおこなわれている小さな文学賞だが、その意義は決して小さくない。
主催している町議会、教育委員会、それに共催している矢掛町文化協会の取り組みに敬意を表する。
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「どぅるかまら」35号合評会 (瀬崎)
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2024-02-05T13:07:00+09:00
2024-02-05T13:07:35+09:00
2024-02-05T13:07:35+09:00
akirin2274
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「どぅるかまら」35号の合評会を岡山駅西口の国際交流会館でおこなった。
体調を崩した方や家庭の事情で都合がつかなかった方もいて、いつもよりは少なめの参加者11人でおこなった。
しかしその分、ひとつの作品の批評・感想にかけられる時間に余裕ができる。活発に意見が述べられていく。
拙作「褶曲」にも有用な意見をいくつももらうことができた。
冒頭の「車」から「水路」にイメージが上手くつながっていない。「水路」ではなく、むしろ持ち寄り会の時の「運河」の方が好かったのではないか。
水路は流れ続くものであるから、うち捨てられた案内状が「ながれつく」のはおかしいのではないか。
丘によって世界が分断されているわけだが、1連に出てくる水路と、2連に出てくる水路は、丘のどちらにあるのかが判らない。
褶曲は、地層が押されて歪んで隆起して丘が出来たイメージから来ている。丘が世界を分断するものとして在るという読みをされている方がいて感心した。
他の方々の批評・意見も、どれもなるほどと思わせられるものばかり。これだから合評会はありがたい。
5月には「どぅるかまら」朗読会を企画しており、その相談もおこなった。
場所は日本三大名園の後楽園の中に建つ廉池軒である。優雅な景色を望む部屋で、同人以外の方達にも参加してもらう予定である。
合評会終了後は8人で近くの居酒屋へ。
秋山さんは今夏にも新詩集を出す予定とのこと。すごい。
今日は思わぬ怪我のために欠席だった岡さんも次の詩集の準備をしている。
ご家族のご不幸で欠席だったにしもとさんの新詩集「女は秘密を歩き始めてしまう」も届いている。みんな頑張っている。
次号からは大阪、広島在住の方2名が新しく仲間となる。嬉しい限り。
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今後の予定 (瀬崎)
http://akirin2274.exblog.jp/33242474/
2024-02-01T21:57:00+09:00
2024-02-01T21:57:19+09:00
2024-02-01T21:57:19+09:00
akirin2274
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ばたばたしているのでこれからの予定などをメモ代わりに整理しておこう。
1月末日が原稿締め切りだった詩誌「交野が原」には、詩「鱗粉」を提出した。
行分け詩でかなり推敲に難渋したが納得のいく完成稿となった。ところが原稿を送付した後で1カ所の訂正箇所が出てしまった。発行人の金堀則雄氏に連絡して訂正してもらう。お手間を取らせました。
2月3日に「どぅるかまら」35号の合評会を岡山駅西口に国際交流会館でおこなう。
出来上がった詩誌はすでに和光出版から各同人に発送してもらっている。今号は20人の詩作品、それに加藤健次氏の書評「未分化な〈笑い〉の言語行為 秋山基夫「「オーラル派」詩朗読の実行と理論(稿)」」が載っている。
すでに読んでくれた-関東、関西の方達からの感想も届き始めている。
2月4日に矢掛本陣文学賞の授賞式。
詩、短歌、俳句、随筆などの部門があり、私は詩部門の選者を務めたので、その講評を話さなくてはならない。先日、その原稿は仕上げた。
2月11日に今度は聖良寛賞の授賞式。
選考委員は5人で、今回の受賞者は作家の山尾悠子氏、それに漢文学者の森熊男氏。これは参列だけすればよいはず。
詩誌「ERA」の原稿締め切りが2月末日。
未だなにも書けていない。天から何かが舞い降りてきてくれるのを待っている。それとも、こちらから天へよじ上っていかなくてはならないか?
3月にはおかやま文学フェスティバルという催し物があるとのこと。
そこでは岡山県内の詩誌の紹介コーナーがあって、「どぅるかまら」も参加予定となっているとのこと。詩誌紹介、それに朗読をおこなうことになりそう。
中四国詩人賞の選考委員も依頼された。中四国9県では作年はどんな詩集が発行されたのだっけ?
それに拙個人誌「風都市」次号の寄稿者をそろそろ考えて作品依頼をしないといけないなあ。誰にお願いしようか?
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日本詩人クラブ例会in岡山 (瀬崎)
http://akirin2274.exblog.jp/33228728/
2024-01-21T18:41:00+09:00
2024-01-21T18:41:05+09:00
2024-01-21T18:41:05+09:00
akirin2274
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岡山駅近くの国際交流会館の地下ホールには80人を超える参加者が集った。ホールの通常の定員は70人ぐらいなので、追加の机や椅子を運び込むという状態だった。
というのも今回のメインである講演は、熱狂的なファンを持つ幻想文学作家の山尾悠子氏だったから。
岡山在住の山尾氏だがほとんど人前に出ることはないとのこと。講演をするのも、泉鏡花賞の受賞講演をしたことがあるだけとのことだった。
東京からわざわざファンの女性がやって来たり、普段はこのような会には出ない秋山基夫氏も、山尾さんの講演だったら、と参加していた。
さて、1時間あまりの講演。
あのような幻想的な短編小説とも散文詩ともつかない作品はどうやって書かれるのだろうと思っていたのだが、どうやら脳裏にこびりつく光景が生じることから始まるようだった。
その光景が自分から離れなくなるので、それに決着を付けるために作品を書くという。
なるほどとと思う。
会場で販売していた「飛ぶ孔雀」を購入した。これが泉鏡花賞、日本SF大賞、芸術選奨賞の三冠達成と謳われた作品で、金井美恵子が「ただ心して、読むべし」と言っているもの。
うむ、心して読んでみよう。
懇親会は近くの居酒屋の2階でおこなった。これも参加は30人ぐらいかと予想していたのだが、50人を超えるものだった。
その終了後も、今夜は岡山に泊まるという遠方からの参加者を引き連れて12人で駅前で飲む。
大成功で好かった。実行委員の皆さんご苦労様でした。
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いぶすき菜の花マラソン (磯村)
http://akirin2274.exblog.jp/33224649/
2024-01-19T19:48:00+09:00
2024-01-19T19:48:46+09:00
2024-01-19T19:48:46+09:00
akirin2274
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日本で一番最初に菜の花が咲くという指宿。そこでの菜の花マラソンは一度走ってみたいと思っていた大会だった。
この大会の制限時間は8時間。異例ともいうほどにゆるい大会。今日はのんびりでいいかな。
快晴で風もなく、気温は17度まで上がるとのことで、絶好のマラソン日和だった。市街地での沿道応援も多く、楽しくなってくる。
出し物としては、中年おじさんたちのロックバンドがノリノリで演奏していたり、そろいの着物姿のおば様たちの踊りがあったり。もちろん和太鼓も何か所かで鳴らされていたし、中学生のブラスバンドは「パブリカ」を演奏してくれていた。
ところが、市街地が終わると、結構な上り下りが続くようになった。平坦なところがないのではないかと思うぐらいに続く。これは結構足に堪える。
ひとつの峠を越えて池田湖にやってきた。向こうには開聞岳が見えて、菜の花が咲き乱れている。おお、これがこの大会のイメージだ。
エイドも多い。水分補給エイドは3km毎ぐらいにあったのではないだろうか。
給食エイドもかなりあり、バナナ、西瓜、クッキー、蜜柑、薩摩揚げなどをおいていた。豚汁は美味しかった。
それにこの大会では私設エイドが沢山あった。印象的だったのはたくさんの種類の袋菓子をこれでもかと並べた箱の中にぶちまけて提供していたエイド。あれはすごかった。
沿道の応援の人も籠やお盆で飴やチョコレートなどを配っている。小さい子供たちがどうぞと金柑を差し出してくれればもらわないわけにはいかない。
またまた峠道を越えてハーフを過ぎたあたりからは海沿いの道となる。
もうこのあたりでは足は完全に疲れ切っていた。ちょっとした上りでも歩いてしまう。周りもみんな歩いている(笑)。
なんとか踏ん張って辛うじて6時間を切るタイムでゴール。完走者7800人の中のちょうど真ん中ぐらいの順位だった。
あとで調べると、累積標高差は480mだった。マラソンコースとしては大変にきつい上り下りだったわけだ。よく頑張った。
無料のぜんざいを食べ、おそばを食べる。薩摩国なので安納芋の大きな焼き芋ももらう。、これは甘くてしっとりほくほくだった。好い大会だった。
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美しい年賀状 (磯村)
http://akirin2274.exblog.jp/33222068/
2024-01-17T17:26:00+09:00
2024-01-17T17:26:53+09:00
2024-01-17T17:26:53+09:00
akirin2274
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仕事をフルにしていた頃は300枚以上の年賀状を出し、受け取っていた。
セミリタイアをした際に、儀礼的な関係の方とは年賀状のやりとりを終了させてもらった。
代わりに仕事以外の付き合いの方との年賀状のやりとりが増え、この数年は150枚あまりとなっている。
近況などを親しく記してくれるものが嬉しい。
そして永久保存版になるような美しい年賀状をいただくこともある。
左上は全国的に活躍されている版画家からいただいたもの。
毎年干支の文字を図案化した絵柄がシルクスクリーンで印刷されている。
右上は私が通っている水彩画教室の先生からいただいたもの。
この繊細な筆遣い、色使いは真似しようとしてもまったく手の届かないところにある。
下は県展の審査員をされるような洋画家からいただいたもの。
リアルな油絵を描かれるのだが、毎年の年賀状は干支の人形を水彩で描いたものである。
どの方の年賀状も裏面には絵とサインのみで、挨拶文などは表面に書かれている。
裏面は単なる年賀状ではなく、作品として制作しているのだろう。
どれも小さな額に入れて飾っておきたいような作品である。
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今年のまとめ2023 (磯村)
http://akirin2274.exblog.jp/33206849/
2023-12-31T10:37:00+09:00
2023-12-31T10:37:47+09:00
2023-12-31T10:37:47+09:00
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1月 高槻ハーフマラソン (ハーフ) 2時間15分
3年ぶりに開催された大会で、参加者は4,000人だった。3年前よりも2分遅かったが、まあ、この間の加齢を考えれば大健闘だろう。
2月 久宝寺緑地マラソン (ハーフ) 2時間28分
1周が3kmという公園の中を周回するコース。これを7周するわけで、早い走者には周回遅れにされていく。でも、どの人が何週目なのか、さっぱり判らない。コース上には常にランナーの姿があるので寂しくないのが好いなあ。
2月 大阪マラソン (フル) 5時間19分
コロナ禍が落ち着き、3年ぶりに33,000人の一般市民が走った。風が冷たかったが、頑張れた。最近のフルマラソンではベスト・タイム。
3月 淀川マラソン&ウォーク (ハーフ) 2時間15分
有森裕子が代表のNPO法人が企画運営している大会で1,800人の参加。高石友也がギター片手に盛り上げていた。春の暖かい陽気の日だった。
4月 富士五湖ウルトラマラソン(62km) 10時間31分
4回目の参加だが、体力は如実に落ちており、40km過ぎてからは足が動かなかった。ゴールタイムも昨年に比べて50分も遅くなった。そろそろウルトラは限界か。
8月 服部緑地ナイトマラソン (10km) 1時間9分
猛暑日が続く頃なので陽が落ちてから走りましょうというのがナイト・マラソン大会。公園内の1周2.5kmのコースを4周した。途中の広場は夏祭りで、夜店が出たり櫓が組まれていた。
8月 北海道マラソン (20kmで関門アウト)
楽しみにしていた札幌の街だったが、20km関門通過に30秒遅れてしまった。関門を通過したランナーの背中がすぐそこに見えているのに。残念。でも、号砲からは15分遅くのウェーブ・スタートだったのだよ。これ、不公平じゃね?
10月 東京夢舞マラソン(フル) 6時間35分
自分の足で東京の街をめぐりましょうという趣旨の大会。信号を守って舗道を走り、水分や補給食も各自がコンビニなどで調達する。おまけに、疲れたら地下鉄やバスに乗ってもいいですよ、とも明記している。大変に気が楽な愉しい大会。
10月 金沢マラソン (フル) 5時間50分
いたるところに垂れ幕などがあり、金沢の街全体がマラソンムードで盛り上がっていた。兼六園、金沢城の間の坂を越え、香林坊や金沢駅前も走る。加賀豊年太鼓が打ち鳴らされ沿道の応援がとぎれることはなかった。
11月 福岡マラソン (フル) 5時間32分
12,000人が参加。博多の街を抜けて岬を回るあたりでは玄界灘に鈍色の波が打ち寄せ、冷たい向かい風が吹き付けた。完走後はやはりこれでしょということで博多豚骨ラーメンを食べた。
12月 台北マラソン (ハーフ) 2時間40分
3年ぶりの海外マラソン。まだ走れる体力が残っているうちに再開されて好かった。台北101からスタートして台北運動競技場近くにゴールした。17000人の完走者中の13000番ぐらいだった。私の後に4000人もゴールしたのか。そうか。
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今年のまとめ2023 (瀬崎)
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2023-12-30T20:26:00+09:00
2023-12-30T20:26:27+09:00
2023-12-30T20:26:27+09:00
akirin2274
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・個人誌「風都市」42号、43号を発行した:ゲスト=橋場仁奈氏、広瀬大志氏
・詩誌「どぅるかまら」33号、34号を発行した
・詩誌「第三次 ERA」に引き続き参加した
・ブログ「瀬崎祐の本棚」に詩集、詩誌の感想を書き続けた
・日本詩歌句随筆評論大賞の詩部門で大賞を受賞した
・国民文化祭(石川県担当)の現代詩部門の最終審査員を務めた
・岡山県文学選奨の総合審査員を務めた
・矢掛本陣文学賞現代詩部門の審査員を務めた
・聖良寛賞の審査員を務めた
・詩作品の発表
「うぐいす通り」 詩誌「交野が原」
「あまふち」 詩誌「ERA」
「昨日/明日」「夜の観覧車」「うそ替え」 詩誌「風都市」
「かいじつ」 詩誌「どぅるかまら」
「蜂起」 詩誌「交野が原」
「黒子」 月刊誌「現代詩手帖」
「診察室」 詩誌「ERA 」
「くるしま」 詩誌「蝸牛」
「祝宴まで」 詩誌「カルバート」
「大根/臨月」「邂逅の休日」 詩誌「風都市」
・アンソロジーへの参加
「おおしま」 岡山県詩集2023(岡山県詩人協会)
・評論・エッセイなど
「藤井雅人論」 月刊誌「詩と詩想」
「現代詩への提言」 月刊誌「詩と詩想」
「話者は誰だ?」 季刊誌「ココア共和国」
「追悼・山田兼士氏 あなたは最後まで詩人でした」 詩誌「びーぐる」
・インタビュー記事
「日本詩歌句随筆大賞受賞」 中国新聞
・アンケート
「今年の収穫2023」(「現代詩手帳」12月号)
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台北マラソン2023 (磯村)
http://akirin2274.exblog.jp/33200374/
2023-12-24T00:08:00+09:00
2023-12-24T00:08:30+09:00
2023-12-24T00:08:30+09:00
akirin2274
未分類
恒例としていた12月の海外マラソン参加がコロナ禍によって出来なくなっていた。
やっと情勢が落ち着いて、加齢が進むなか、(よろよろとだが)まだ走れる間に海外マラソン・ツワーが再開された。好かった。
そこで、4年ぶり、3回目となる台北マラソンに参加してきた。
スタート地点は101タワー近くの市民広場で、これは以前と同じだった。
ハーフ・マラソンは約20000人の参加で、スタート地点通過は号砲の6分後だった。
制限時間は3時間。まあ、普通に走っていれば関門を気にすることもないだろうと、暢気に構えていた。
3km過ぎで前方に風船を付けた3人組のペース・ランナーに追いついた。てっきり2時間30分のペース・ランナーかと思ったら、なんと、3時間のペース・ランナーだった。あれ?
ああ、そうか、彼らは号砲と同時に最前列からスタートしているのか。私は6分のビハインドだったわけだ。
しかし、とにかく彼らの後ろになったのではどこかの関門に引っかかってしまう可能性がある。彼らの前を走らなくては。ということでかわしていく。
台北マラソンのコースは市街中心部をほぼ矩形に走る。
台湾総統府の前では中正紀念堂の方へ曲がった。折角なので記念の写真を撮ったりもする。
給水は3~4km毎にあり、給食のエイドではバナナやクリームを挟んだウエハースなどがあった。
ハーフの距離なら途中でエネルギー不足にはならないのだが、折角なのでありがたくいただく。甘味が美味しいなあ。
10km過ぎのトイレ休憩でまたまた3時間のペースランナーに抜かれたのだが、頑張って抜き返し、あとはその姿を見ることはなかった。
今回はコースが少し変更されていて、ゴール地点は台北運動競技場近くだった。
2時間40分でゴール。後で確認すると、17000人の完走者中の13000番ぐらいだった。私の後に4000人もゴールしたのか。
完走メダルやタオル、飲み物やクッキー、パンまでもらってホテルに引き上げてきた。
さあ、来年はどこを走ろうか?
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