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「四土詩集」Ⅳの原稿 (瀬崎)   

四土の会は、秋山基夫氏を中心にして毎月第4土曜日におこなわれている詩の勉強会。
2年に一度は会員作品のアンソロジーを発行している。

詩作品は、各自が小特集の形で何編かの作品を発表する。
同人誌への既発表作でもよいこととなっている。

どの作品を組み合わせて発表するかと、いくつかの案を考えたのだが、最終的に、少しオカルトめいた物語性のある5編とした。
内訳は、詩誌「交野が原」に発表した「湯治場の話」、「思い出体操」、詩誌「波」に発表した「青空ノスタルジー」、詩誌「詩と思想」に発表した「舞踏会まで」、それに未発表の「砂丘にて」である。
こうして並べてみるとひとつの世界になっているような気がしてくる。
総題は「異風地帯」とした。

勉強会で各自が担当した詩人の詳論も書くことになっている。
こちらは岩成達也の初期詩編について書いたのだが、書いているうちに岩成風の書き方(?)になり、妙な理屈の代物ができあがった。ま、これはこれでいいか。

今週末が作品の持ち寄り会。
しかし瀬崎は他用で出席できないために、詩作品と詩人論の原稿を秋山氏に送付した。
さて、他の人たちはどんな作品を発表してくるのか?
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by akirin2274 | 2011-03-24 21:55

スケッチ旅行 (磯村)   

c0138026_21293728.jpg先日、日帰りのスケッチ旅行に参加してきた。
貸し切りバスで三原の仏通寺へ。
参加者は35人ぐらいで、引率は磯村が通っている水彩画教室のI先生。

仏通寺は禅宗のお寺で、初めて訪れるところだった。
かなりの山の中で、そこへたどりつくまでの道も狭く曲がりくねっている。一人ではなかなか訪れにくい場所だった。

お弁当を急いで食べて、早速スケッチをする場所をさがす。
石段を上がったところに二層の多宝塔があり、朱色が鮮やかで周りの緑に映えたので、これを描くことにする。

ところが、木組みの何という複雑さ。
これを正確に描くことは不可能だなあ。線描をはじめて後悔する。
途中では円形になっており、全体のバランスもとても取りにくい。後悔する。

しかし、描きはじめたからには仕方がない。
2時間をかけて彩色まで終える。

仕上げてみれば、うむ、我ながらなかなか頑張ったではないか。
I先生にも、2時間でよく思い切りよく描けましたね、と誉めてもらえる。

残った時間で本堂の素描をしたが、こちらはもう精根尽き果てたあとだったので、絵にも何にもならなかった。
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by akirin2274 | 2011-03-21 21:31

なんば・みちこ氏の祝賀会 (瀬崎)   

先日、なんば・みちこ氏の山陽新聞賞の受賞祝賀会があった。
倉敷国際ホテルには100人あまりが参集していた。

会の冒頭に、東北沖大地震の被災者のための黙祷をおこなった。

いろいろな方面で活躍しているなんば氏なので、出席者も教育関係者、詩の関係者、童謡詩の関係者など、多岐にわたっていた。
岡山県文化連盟の会長である大原謙一郎氏も来賓の一人であった。
大原氏は、瀬崎が本名で仕事をしている会社の理事長でもあるし、挨拶をしておく。「今日は瀬崎という名前での出席です」(笑)。

なんば氏の夫君である井奥行彦氏も、10年前に山陽新聞賞を受賞しているとのこと。
岡隆夫氏は、大詩人同士の夫婦は家庭ではどんな会話をしているのか興味津々です、と話していた。
たしかに、そのとおり。

県内のいくつかの詩誌の代表者も祝辞を述べた。
瀬崎は「どぅるかまら」代表ということで、昨年暮れの詩誌「火片」に載ったなんば氏の作品「橋」に触れながらのスピーチをおこなった。

みんなを応援するようなオーラを持っているなんば氏の祝賀会なので、気持ちのよい会だった。
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by akirin2274 | 2011-03-20 18:04

人間ドッグ (磯村)   

年に一度の人間ドッグを今年も受けてきた。

一番苦手なのは、胃透視。
あの発泡剤を飲んで、バリウムを飲むのがなんとも苦手。
バリウムを飲んでいる途中で、もういいですよ、と言ってくれないかなと、ぐずぐずと飲んでいたら、はい、ぐーっと飲みましょう!と言われてしまった。やれやれ。

そのほかはこともなく終わる。
問診担当の看護師さんには、この前の「水彩スケッチ二人展」を見ました、お上手ですね、と言われる。
診察担当の医師には、去年もホノルル・マラソンは走ってきたのですか、と訊ねられる。

で、その結果が返ってきた。
幸いなことに生化学などの血液データにも、胸部XPにも、心電図にも、何にも異常がない。
昨年、ただひとつ異常値だった尿酸は、薬を服用し始めてからは正常化している。

帰省していた娘にデータを見せて、どうだ、たいしたものだろう、と自慢をする。
娘も、この歳になれば中性脂肪か肝酵素あたりが異常になる人が多いのに、確かにたいしたものだ、と褒めてくれる。

でも、血液データにはあらわれない膝下の靱帯や腰骨の老化は、確実にあるんだよねえ。
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by akirin2274 | 2011-03-10 11:46

エロ抒情詩 (瀬崎)   

「現代詩手帖」詩誌月評の今年の担当は高塚謙太郎氏。

その高塚氏が、3月号の月評で「どぅるかまら」9号に発表した瀬崎の「冷たい手のままで」を取りあげてくれている。
14行にわたっての引用をしたあとのコメントは、「さすがにこれはエロ抒情詩に認定しようと思う。上手く嘘をつくことを条件に」。

いやあ、これは嬉しいコメントだなあ。

実は、昨年末に作品「波紋」を詩誌「交野が原」に載せてもらったときに、何人かの人に、すごくエロい詩を書いたよ、と吹聴していたのだった。
しかし、その「波紋」は作者が思うほどにはエロくはなかったようで、誰もエロいとは言ってくれなかったのだ。

今回ははからずしも言ってくれる人がいてくれて、いやあ、これは嬉しいコメントだなあ。
では、引用してもらった部分を紹介しておこう。

   どうぞ 膝を舐めてみて下さい
   ここでは 少しは温まるかもしれませんから
   和服姿の母は 知らない人を見るようにわたしに微笑む

   投げだした足はまっすぐにそろえ 上半身を倒していく
   靱帯が伸ばされる痛みとともに わたしのなかで居ずまいをただすものがある
   思いもかけないほど近くに膝が寄ってくる
   おそらくわたしの身体は奇妙に捻れているのだろう
   舌で膝頭を舐めると こんなところにもわたしの身体があったんだと よその人の体温のよう
   に その温かさを感じる

   ていねいに膝頭を舐めていると 皮膚は次第に薄くなり 割れ目からは桜色の水が溢れてくる
   ああ こんなにも血は虐げられていたんだね
                              (「冷たい手のままで」より)
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by akirin2274 | 2011-03-05 22:46

四土の会 (瀬崎)   

先週末には「四土の会」があった。
今月は瀬崎の担当で、岩成達也の作品をとりあげた。

岩成達也は、とにかく好きな詩人で、処女詩集「レオナルドの船に関する断片補足」ももちろん持っている。
(ただし、残念なことに初版の250冊の1冊ではなく、6カ月後に再版された250冊の1冊である)

彼の第3詩集までの作品は、うっとりするほど美しい。
だが、その美しさの構造を読み解くのは至難の業だ。
いくら金井美恵子が現代詩文庫に解説を書いてくれていても、やはり至難の業だ。

第4詩集以後になると、ますます言葉は垂直に立ち上がり、乾ききってきて、ついには燃えてしまったりするものだから、さらに読み解くのは至難の業となる。

でも、好いんだよなあ。やっぱりうっとりする。

彼の詩論集「擬場とその周辺」や「詩の方へ」のなかの一部もテキストとして使用したのだが、あまりの複雑さに出るのはため息ばかりだった。
でも、なんとなく判ったような気になる部分もあって、好いんだよなあ。

終了後は、新しい店を開拓しようということで、初めての居酒屋へ9人で繰りだす。
まもなく「現代詩文庫」が出る予定の秋山基夫氏が、今日はすっかり元気になっていたのでほっとした。
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by akirin2274 | 2011-03-02 22:54