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二つの詩集 (瀬崎)   

c0138026_19442779.jpg美しい2冊の詩集。
岡野絵里子詩集「陽の仕事」、そして北原千代「繭の家」。
収められている作品もそれぞれに軽やかで、少し謎めいた世界を形作っている。

嬉しいのは、この2冊の詩集のそれぞれのタイトルになっている作品「陽の仕事」「繭の家」が、どちらも拙個人誌「風都市」に寄稿依頼をして書いてもらった作品であること。

細々と出している小さな個人誌に作品をいただいただけでも嬉しいこと。
それなのに、さらに、その作品が詩集のタイトルにもなるとは、なんて素晴らしいことであることか。
嬉しいなあ。

さて次の「風都市」25号は来年初めの発行を目指している。
次号には、以前から一度は作品を載せたいと思っていた野木京子氏から作品をもらえることになっている。
楽しみ。
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by akirin2274 | 2012-11-25 21:22

忙しいぞ (瀬崎)   

WEB誌「詩客」から依頼されている「現代詩時事評」2回目の締め切りが近づいている。
今回は岡田ユアン詩集「ドットリッチ」にかこつけて、”約束ごととしての文字”について書いた。
なんとか間に合わせて原稿を送ることが出来そうだ。
12月7日号に掲載猿予定。

その前に「日本未来派」から依頼されていた壺坂輝代氏詩集「三日箸」の書評を書きあげていた。
これは詩誌が出るのは来年の2月らしい。

来年から担当する「びーぐる」の詩集評の1回目の原稿締め切りも近づいた。
10数冊の詩集に的を絞って感想を書いたが、原稿用紙15枚を大きくオーバーしている。
これからかなりの部分を削らなければならない。

それにもうひとつ、来年1月号からのある雑誌の詩詩評を担当することとなった。
こちらも原稿用紙15枚にまとめなければならない。
その雑誌の編集部から、この1カ月に送られてきたという全国の詩誌がダンボール箱に詰められて届いた。
うへえ~。

そのうちのあるものにはすでに目を通していたが、大部分は未知の詩誌である。
まずはこの中からどれを詩詩評に取りあげるかを選び出し、その上で論評しなければならない。

文字通り、朝から晩まで詩集や詩誌を読みふけっている。
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by akirin2274 | 2012-11-23 16:09

「聞いて下さい岡山の現代詩」 (瀬崎)   

先週末に、「聞いて下さい 岡山の現代詩」という催しがあった。
岡山県詩人協会が毎年おこなっているもので、県民文化祭の参加事業となっている。

大会では、昨年度の様々な詩の大会で入賞した小学生、中学生に自作詩を朗読してもらう。
たとえば、永瀬清子賞や、吉備路文学館の少年少女の詩、岡山県児童生徒詩集、などである。
さらに高校生の岡山県文学道場の入賞者にも朗読してもらう。

付き添いの父母なども出席するので、60席を準備していたのだが足りなくなり、急遽10席を追加した。

小中学生の詩はひたむきで微笑ましい。
しかし、高校生になると、その作品には完成度が高く感心させられるものが混じってくる。
ある高校からは3名が出席していたが、その水準は高いものだった。
その高校の文芸部顧問に熱心に指導してくれる先生がいるのかもしれない、と思ったりもした。

ちなみに、私も高校時代に顧問だった故・三浦先生にめぐり会ったおかげで詩を書き始めた。
高校は広島だったのだが、中国新聞の詩の投稿欄に作品を発表していたことを懐かしく思い出す。

大会は、バイオリン独奏のアトラクションがあり、さらに県詩人協会員の有志の自作詩朗読もおこなわれた。
「どぅるかまら」からは秋山基夫、岡隆夫、それに瀬崎が朗読をしてきた。
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by akirin2274 | 2012-11-19 21:37

「現代詩年鑑」 (瀬崎)   

「現代詩手帖」誌は毎年12月号が「現代詩年鑑」号になる。
その年1年間の注目された作品が掲載される。
一方、「詩と思想」誌は毎年1月号が「現代詩年鑑」号になる。

昨年は、「現代詩手帖」年鑑には、同人誌「どぅるかまら」に発表した「冷たい手のままで」を載せてもらった。
「詩と思想」年鑑には、個人誌「風都市」に発表した「水の時間・器」を載せてもらった。

今年は1月に詩集「窓都市、水の在りか」を出したので、両誌とも今年の掲載依頼はその詩集からの作品だった。
「現代詩手帖」年鑑からの依頼は作品「祝祭」、「詩と思想」年鑑からの依頼は作品「曇天」。
光栄なことなので、もちろん両誌に掲載快諾の返事をした。

それぞれの編集者が作品を選ぶのだろうが、去年、今年と、それぞれ選ぶ作品が異なるところが面白い。
しかし、「祝祭」と「曇天」とは・・・。
どちらの作品も作者としてはマイナーな感じかと思っていたので、ちょっと意外だった。

いずれにしても、こうして詩集に載せた作品が年鑑掲載作品に選ばれるのは、大変に嬉しいことだ。
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by akirin2274 | 2012-11-15 00:35

「どぅるかまら」作品持ち寄り会   

土曜日に倉敷で「どぅるかまら」13号の作品持ち寄り会。
今回は都合のつかない人、体調不良の人が多く、10人と少なめの出席だった。

しかし出席者が少ないと、その分だけ各作品に割ける時間が多く取れる。
ということで、今回はみっちりとした作品検討となった。

私の作品「紅(くれない)甘露」は、これまでの作品とはかなり趣が異なる。
うわべは何か古典からの物語筋立てを借りての発想のようにみえる。
このところ好調な秋山氏の”古典シリーズ”に影響を受けているのかもしれない。

ある人には、なんのことだかさっぱり判りません、と言われてしまったが、実際には単純なことで、私のうちにある”詩心”に語りかけただけの作品である。

こんな作品を書いていてはいけないのかな?

終了後は、13号から新しく同人に加わる坂本圭氏も一緒に、秋山、岡、河邉らと5人で駅前の居酒屋で飲む。
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by akirin2274 | 2012-11-12 13:25

「風都市」25号は (瀬崎)   

そろそろ個人誌「風都市」の次号の予定を立てなければ・・・。
毎号一名の寄稿者に作品をお願いしているのだが、どなたにお願いしようか?

以前から一度は作品を載せたいと思っていた方がいる。
しかし、忙しいだろうなあと、依頼するのもつい腰が引けてしまっていた。
断られるかもしれない、と思いながら、思い切って手紙を書いてみた。

返事が来た。引きうけてもらえた。
よかった。うれしいなあ。

これで「風都市」25号は来年初めの発行を、具体的に目指すことになった。
寄稿していただく作品に負けないような作品を、こちらも用意しなくてはならない。

「燎火」「羽虫」「屋根」「友達」「赤い水」・・・、書きかけているいくつかの作品がある。
このなかのどの作品が手足を伸ばすことになるのだろうか。
どこまで深く沈めていけるか。
どこまで鈍い光沢を出すことができるか。
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by akirin2274 | 2012-11-09 00:25

倉敷ジャズ・ストリート (磯村)   

この週末は、倉敷美観地区一帯でジャズ演奏がおこなわれていた。

今年で4回目となる「倉敷ジャズ・ストリート」。
会場は、美観地区のさまざまなお店、建物の11箇所。
そこに1時間を持ち時間として様々なバンドが出演する(移動時間があるので正味の演奏時間は45分ぐらい)。
事前に購入して置いたフリーパスを提示すれば、どの会場でも聴くことが出来る。

まずは旧街道に面した小さなカフェ「あきさ亭」でピアノとボーカルのデュオ。
次に、なんと本栄寺でへ。
本堂でエレキギターがガンガンと鳴り響くジャズ・ロックが演奏された。
最近話題になっている美観地区の林源十郎商店の三階では、本格的なピアノ・トリオ+ジャズ・ボーカル。

少し疲れたので、日本郷土玩具館の離れでのウクレレ・ギター演奏を聴く。
続けてあまりジャズらしくないものとして、夢空間はしまやで、シタールとタブラでのインド音楽。

夕方になってきたので、旧街道のジャズ・バーの「アベニュー」に腰をすえる。
ここは、最近引退を発表したあの大西順子のライブを聴いたことのある店。
5時に顔をだすと、岡山大学ジャズ研のメンバーが一生懸命演奏していた。六重奏なのだが、フロントの3管(tp、ts、tb)が全部女性なのである。これは珍しいなあ。

続いてのグループは本格的で、ピアノはサーシャという愛称のロシア音楽大学の准教授。それにギターのテクニックが半端ではなかった。
クルセイダーズの「ストリート・ライフ」が演奏されて、店内は一気にヒート・アップした。
ビールを飲みながら、最後にピアノ・トリオでのペトルチアーニやマイルスの曲を聞いてきた。

美観地区をぶらぶらと移動する時間も含めて8時間を、ジャズを中心としたライブを聴いて過ごした。
好い催し物だった。
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by akirin2274 | 2012-11-04 23:01

「英国水彩画展」 (磯村)   

c0138026_0331823.jpg渋谷Bunkamuraで開催されている「巨匠たちの英国水彩画展」へ行ってきた。

これはとにかくすごい展覧会である。
油絵の下絵としてしか位置づけられていなかった水彩画が、独立した絵画表現として確立されたのは1700年代のイギリスであることは間違いないだろう。
ウィッドワース美術館所蔵の、その1700年から1800年にかけての英国水彩画が、なんと150点の展示である。

まずは英国国内の風景画のコーナー。
のびのびと広がる構図、精緻な描写、柔らかな彩色に、1点ごとに釘付けになる。
トマス・ガーティンの作品があり、ジョン・コンスタンブルの作品がある。

さらにはイタリア、そしてヨーロッパ各地の風景画のコーナー。
自然と建物の構図のとり方、それらの陰影の描写。

なかに、彩色途中で未完と思われる作品の展示があった。
鉛筆線描に部分的な影の彩色を施した段階で止められている。
これはとても興味深いものだった。
そうか、線描でここまで追及しておくのか。グリザイユ法を思わせる陰影描写にも感嘆する。

リチャード・ダッドの作品も1点あった。
小柳玲子氏から彼の画集をいただいたことがあり、それ以来のダッドのファンなのだ。
彼の作品の実物を見ることができたのも大きな収穫だった。

そして巨匠と呼ばれるW.ターナーのコーナー。
柔らかな、事物の輪郭を超えた色彩表現は、油絵を始めとする他の技法では表現できないものになっていた。
たしかに水彩画でしか表現できないものがそこにはあった。

ラファエロ前派の作品、ヴィクトリア朝時代の作品、・・・。
なにせ150点である。鑑賞には3時間を費やしてしまった。
マラソンで使うのとは異なる筋肉負担があり、さすがに足は疲労しきってしまったが、充実した時間であった。

展示会カタログはハードカバー、全作品カラー印刷で100ページを超える豪華本。
作品によっては、見開き頁に作品全体と部分拡大が載っている。これはすばらしい。
少しぐらい高価でも買い求めなければと思ったが、予想の半額以下という超お買い得なカタログであった(喜)。

さて、明日からの水彩画の描き方が影響されるかな?
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by akirin2274 | 2012-11-01 18:18