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岡山県文学選奨 (瀬崎)   

今年度の岡山県文学選奨の表彰式が岡山県庁であった。

今年で48回目を迎えるこの賞は、長編、短編小説、随筆、童話、詩、短歌、俳句、川柳の各部門があり、それぞれに2名ずつの審査員がいる。
長年にわたる、県が主催するこのような文学賞があるところは珍しい。
岡山県は文化活動に関しては理解のある県だと思っている。

今年の現代詩部門の審査員は、斎藤恵子、高田千尋の両氏だった。
そして、残念なことに入選者はなく、代わりに佳作2名が選ばれていた。
お一人は5年前にも佳作になった方で、もうお一人はこれまで何回かは準佳作になっていた方だった。

受賞者には伊原木県知事から賞状と副賞が渡された。
瀬崎は総合審査員のひとりとして祝辞を述べた。

記念撮影の後に懇談会となり、各部門の選者の講評や、各受賞者のスピーチがあった。

さて、来年度は現代詩部門の選者のひとりが交代する年となる。
次の選者をどなたにお願いしようか、検討しなくてはならない。さあ・・・?
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by akirin2274 | 2013-11-28 23:57

「川瀬巴水展」 (磯村)   

c0138026_2349587.jpg大田区の郷土博物館で開催されていた「川瀬巴水展」を見てきた。

川瀬巴水は大正から昭和初期にかけて活躍した木版画家である。
衰退した浮世絵版画を復興しようとして、風景版画をよくした。

会場には巴水の木版画が100点ほども展示されていただろうか、その見事な構図と緻密な線描には、ただただ感心する。
(もちろんあの時代であるから、彫り師とは摺り師は別にいたわけだが)

とても興味深かったのは、版画の下絵となったスケッチが展示されていたこと。
とにかく旅行をしてはスケッチをしていたようだ。
そのスケッチだが、鉛筆線描のものもあり、また水彩で着彩されたものもあった。
スケッチからしてさすがに大した力量である。

同時代の吉田博(吉田穂高の父にあたる)の木版画も好きだったが、川瀬巴水もいいなあ。

驚いたことに、これだけの展示だというのに、入館料は無料だった。
立派な図録も販売していたのだが、旅先で荷が増えるのを嫌って購入しなかった。
でも、今になってみれば、やはり購入してくるのだった・・・。
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by akirin2274 | 2013-11-26 23:51

ギャラリー朗読会inやぶき (瀬崎)   

ギャラリーやぶきで定期的に秋山基夫氏がおこなっている朗読会があった。
第16回になるのだが、今回が最終回とのこと。

これまで毎回一人のゲストを迎えていて、私(瀬崎)も一度出演させてもらっている。
今回は最終回ということで、これまでにゲスト出演した人たちが集まった。
出演者は秋山氏のほかに、河邉由紀恵、斉藤恵子、白河左江子、田中澄子の各氏に瀬崎。

今日も狭いギャラリーの中はいっぱいの人で埋まった。
2時間の会が盛況のうちに終わった。

終了後に8人で最近できた居酒屋へ。
広い個室があり、豚や鳥の焼き物がとても美味しい。ビールもすすむ。

さらに、なんとカラオケ設備もあり、無料で使える。
となると、張り切るのは秋山氏。なにせレパートリーは50曲以上あると豪語しているほど。
秋山氏が歌い始めた「三つで五百円」には、皆抱腹絶倒。
流しの演歌師の口上が途中で語りとして入るのだが、これが実に堂に入っていて笑えるのだ。

斎藤氏も、OL時代の遺産だといって「つぐない」を歌っていた。
私も宴会芸だといって「夢一夜」を歌った。

思わぬカラオケ付きの宴会となって、楽しいひとときだった。
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by akirin2274 | 2013-11-22 22:46

「聞いてください岡山の現代詩」 (瀬崎)   

岡山県文化祭の参加行事の一つとして岡山県詩人協会が開催した「聞いてください岡山の現代詩」があった。

小学生、中学生、高校生の自作詩の朗読がメイン・プログラムとなっている。
県内のいろいろな詩の大会の受賞作の作者に集まってもらう。
各学校の校長や担任の許可も取っておく必要があるし、小中学生までは父兄の引率もお願いしている。
参加交渉もなかなかに大変だったようだ。

14人が参加してくれた。
瀬崎が総合司会をして、齋藤恵子氏が子ども達の作品に一つずつ講評をおこなった。

小学校低学年の作品の朗読を聞くと、ああ、いいなあ、と思ってしまう。
先生の指導も入っているのだろうけれども、詩とかいうものになる前の”言葉"がそこにはある。
言葉はこの次元で発せらるのが本当なのだろうなあと思わされる。

中学生、高校生になるにしたがって、言葉は次第に”詩の言葉づかい”になってくる。
詩としては、それでいいのだろうけれど。

今年のアトラクションは見尾奈緒子氏のフルート演奏だった。
フランスの音楽院を卒業して国内外で活躍しているとのこと。
バロック、印象派、それに武満徹と、三つの時代の曲を演奏してくれた。

それにしても、5~6年前に誰かがつけたこの大会の名称は、なんとなく恥ずかしい。
個人的には変えたいのだけれども、理事会では、いまさらわざわざ変えなくても、と言われてしまっている。

会の終了後にやれやれと一人でビールを飲みながら、原稿の手直しをする。
「どぅるかまら」15号に掲載予定の詩「水面夢」、それに秋山基夫「引用試論」の書評原稿。
最終稿として、帰宅後に和光出版に送付した。

あ、「どぅるかまら」の表紙絵を、磯村が未だ描いていないぞ。
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by akirin2274 | 2013-11-18 17:10

宵のサロン (瀬崎)   

c0138026_1951114.jpg岡山大学医学部構内に新しくJホールという建物が出来た。
大きなガラスの壁面と林立する細い柱に支えられたモダンな建物。
そのオープニング・イベントに行ってきた。

「生命 三つの眼差し」ということで、医学、哲学、美術の3つの分野の講演があった。
ホールのガラス面からは周囲の夜闇が見え、無数のLEDによるインスタレーションがされていた。

一つ目の「水と腎臓」は、水代謝から生命を考えるということで、岡大泌尿器科の教授の話だった。
これは私にとっては目新しいことは何もない話だったが、まあ、仕方がない。

二つ目は岡山大学哲学科の北岡武司教授の「いずかたよりきたりて、いずかたへ」。
鴨長明「方丈記」からとったタイトルだったが、ハムレットの「to be or not to be」を”生きるべきか死ぬべきか”と解さずに、”在るべきか在らざるべきか”と解したり、一期と永遠の関係を考えたりと、非常に面白いものだった。

三つ目の「花にのるひと」は東京芸術大学准教授の話で、薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来はそれぞれ過去、現在、未来をあらわしているという考察は興味深かった。

終了後に、講演を終えた北岡さんに誘われて駅前の焼き鳥屋へ。
北岡さんは、高校時代にゲーテ、ヘッセ、それにハイデッガーに魅せられて哲学の道を選んだとのこと。
高校生でハイデッガー!? すごい。違う人種だ。

10時近くまで飲み、明石へ帰る北岡さんと別れて帰宅した。
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by akirin2274 | 2013-11-15 20:18

「どぅるかまら」作品持ち寄り会 (瀬崎)   

「どぅるかまら」15号の作品持ち寄り会があった。
15号からは新しい同人として四国の吉本有紀子氏が加わる。これで同人数は20人となる。

昨日は14人が集まった。
2時からそれぞれの作品の批評をおこなっていく。
形式を採用するならば、各部分がその形式に見合う内容を持っていなければならないだろう、とか、話者の立ち位置は対象に寄りかからない方がいい、とか。

いろいろな批評を聞いて、なるほどと作品〆切までに推敲をする人もいるし、いや、このままでいいと変えない人もいる。
3時間半があっという間に過ぎてしまった。

その後は全員で居酒屋へ。
30歳代から80歳代まで年齢もばらばらで、作風もばらばらだが、それゆえに他愛もない話が弾む。
作風がぶつかりあうところが楽しい。

さらにその後は9人で、大きな水槽の中を熱帯魚が泳いでいるショット・バーへ。

こうして、純粋に作品のことだけを考えて論争しているときが一番楽しいなあ。
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by akirin2274 | 2013-11-10 11:16

11月になって (瀬崎)   

この1年間担当した「現代詩手帖」詩誌評が締めくくりとなる。
12月年鑑号の「詩誌展望2013」の原稿を書き上げて、2日前に思潮社に送付してあった。
8頁にわたるその初校ゲラが届いた。これをチェックすれば一区切りとなる。
大変な1年間だったが、とても得ることの多い経験をさせてもらったと感謝している。

それとは別に、「現代詩手帖年鑑号」の今年の収穫のアンケートもきていた。
昨年から詩集は5冊、詩作品も5篇と、以前に比べて半数の作品を挙げての回答をおこなうことになっている。
5冊と5篇、う~む、絞りにくい。
あらかじめ候補としていた10冊と10篇から無理矢理に選んで回答した。

さて、今週末には次号の「どぅるかまら」持ち寄りがある。
作品はほぼ完成してきた。
問題は、秋山基夫「引用詩論」の書評原稿。
なにせ相手が難物である。何回か読み直してやっと形が整いはじめた。

詩誌「ERA」は第三次の1号が出た。
前号で脱会した人、今号から参加した人、などがいて、現在の同人数は23人となっている。
私は「黄昏」を発表している。
今月末に合評会があるのだが、残念なことにすでに予定していた行事と重なってしまった。
作品を書きっぱなしにしないためにも、厳しい評を聞きたかったのだが・・・。

秋になって、送られてくる詩集が著しく増えた。
入りきらない詩集が本棚の前でまた山になっている。
頑張って読まなくては・・・。
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by akirin2274 | 2013-11-07 22:24

倉敷ジャズストリート (磯村)   

c0138026_1032593.jpg昨日から2日間にわたって倉敷美観地区で開催されている「倉敷ジャズストリート」。
ジャズ喫茶店はもちろんのこと、小さなカフェやアイビー・スクエアの中のオルゴール館、土蔵を改造したホールなど、15カ所でジャズが演奏される。
会場のなかにはお寺の本堂などもある。

前売り券を購入しておいて、早速でかける。
演奏するのは地元のジャズ喫茶に出演するいくつかののジャズ・バンドはもちろんのこと、関西や、広島、四国などから来ているジャズ演奏家達。
プログラムを見ると50グループ余りが参加している。

1時間ごとのプログラムとなっていて、演奏時間は正味40分。
残りの20分で次の演奏家がセッティングをしたり、聴衆が次の好きな会場に移動したりする。
15カ所で同時にいろいろなジャズが演奏されている。
街の通りを歩いていると、あちらこちらの店の中からジャズが聞こえてくる。
いい雰囲気だ。

始めに本栄寺の本堂でのピアノ・トリオ。
地元のベテラン・ピアニストに関西から来たベーシストがコラボしている。このベースが上手かった。
次に、人気の観光スポット林源十郎商店の3階ホールで女性ボーカルをフューチャーしたクインテット。普段からジャズ・クラブで歌っているような感じで、このグループはちょっと平凡な演奏だった。

倉敷物語館のホールで、関西からの女性二人がベースとドラム+男性がピアノという変わった変性のトリオ。
ところがこのピアノの男性は先刻の本栄寺の時のベーシスト。へえ。
ベースの女性がボーカルも担当しているのだがなかなかのもの。
女性ドラマーは元々はピアニストで、NHKのど自慢の関西大会ではいつもピアノ伴奏をしているという。
ということで、途中からドラムとピアノが交代する。
件の男性は元々はドラムをやっていたという。この編成になってからの演奏は素晴らしかった。本日の一番だった。
二人の女性のそれぞれの何枚かのCDも会場で販売していた。

プログラムをよく見ると、50グループ余りの名前が載っているのだが、メンバーはよく重なっている。
ピアノ・トリオのピアニストが別のグループでは女性ボーカルのバックを弾いていたりする。
ベースやドラムも複数のグループでアシストしていたりする。
ジャズのグループってそうなんだ。

オルゴール館ではベテラン女性ボーカルに四国で活躍しているという女性のピアノがついた。
会場移動があるので、ピアノはたいていはエレピなのだが、この会場には戦前のスタンウェイが置いてあるのでそれを弾いていた。

夕方になりアベニューにまわってみたら、流石にここは超満員。座れない。
で、最初の本栄寺に回り、雰囲気がアマチュアっぽいアルトとテナーの2管フロントのグループの演奏を聴く。
長年のグループらしく、和気藹々の雰囲気は楽しい。
出場するにはそれなりの審査があるらしく、演奏もきちんとしていた。こういう親しみのある演奏も好いなあ。

ということで美観地区をぶらぶらしながら5時間を楽しく過ごした。
今日も昼から出かけてみよう。
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by akirin2274 | 2013-11-03 10:42