<   2014年 07月 ( 7 )   > この月の画像一覧   

生物時間の流れ (瀬崎)   

とにかく忙しい。
この日録を書いている暇がないぐらいに忙しい(笑)。

拙個人誌「風都市」27号はいよいよ印刷に入り、発送準備に取りかからなければならない。
明日からは8月となり、詩誌「ERA」に発表する作品も書かなければならない。
それに「詩と思想」、「びーぐる」からも作品依頼が来ている。
尊敬している秋山基夫詩の言葉、「依頼稿は断るな、依頼されているうちが華だ、依頼なんてそのうち来なくなる!」、これを肝に銘じている。だからこれらも書かなければならない。

日本現代詩人会の会報も出たので、その内容も会のHPに反映させなければならない。
原稿を整理して記事をアップする段取りを立てる。
これは意外に時間を取る作業なのだよ。

いただいている詩集や詩誌を読む時間が充分に取れない。次々に積み上げられていく。皆さん、ごめんなさい。

以前に比べると、ある時間内に完遂できる仕事量が明らかに減っている。
これは加齢のためと思われる。
老化により細胞の代謝速度が遅くなったために、一定の時間で受け取れる情報量が減り、反応にも時間がかかるようになったわけだ。

細胞側から見れば、ある仕事を完遂したときには、予想以上に外部の時間が経過しているわけだ。
仕方がないなあ。
この肉体と上手く付き合っていくしかないわけだ。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-31 20:38

「風都市」27号 (瀬崎)   

拙個人誌「風都市」の発行だが、気がついたら前号から1年が空いてしまった。
なんということ!
ま、言い訳はいくらでも考えることができる。
現代詩人会の理事になって忙しかったとか、「現代詩手帖」詩誌評の連載を書くのに忙しかったとか、日本詩人クラブ新人賞の選考に忙しかったとか・・・。

でも、もうそんなことは言っていられない。これ以上の怠惰は許さんぞっ。

で、準備をしている「風都市」27号だが、これは素晴らしいものになりそう。
寄稿をお願いしていた杉本真維子氏からは先日、鋭く世界を切り裂くような作品が届いた。ん、好いなあ。

こうして無条件に好きな方に作品を書いてもらって、自分の詩誌に載せることができるのは、なんて幸せなことだろうと思う。

負けてはいられないので、私も頑張って書いた。
ナカモト君が登場する「幸せピンポン」である。それに、シリーズとして書き継いでいる「水の時間」である。

表紙、裏表紙には、磯村が沖縄で撮ってきた写真を使う。
「あとがき」も書きあげたし、「瀬崎と磯村の日録」も整理した。
杉本さんから校正稿が戻ってきたら、ぼちぼちと印刷を始めよう。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-22 21:39

日野皓正コンサート (磯村)    

c0138026_21392257.jpg倉敷のジャズ喫茶「アヴェニュー」に日野皓正が来るというので、チケットを買っていた。
「アヴェニュー」には引退前の大西順子が演奏にきたことがあり、あれはこれまでの私のライブ体験では一番のものだった。

さて開演の1時間前ぐらいに行ってみると、おお、もうかなりの人が来ている。
今日は店内のテーブルを全部取り除いて、折りたたみ椅子を隙間なく並べている。
顔見知りの店の人に、椅子をいくつ並べたの?と訊ねたところ、100並べたとのことだった。予想来客数は120人ぐらいとのこと。
で、ピアノの横の2列目の席に陣取る。ここからトランペットまでは5メートルぐらいかな。

開演の30分ほど前に日野皓正一行が到着して、7時半から演るよと言いながら控えの小部屋に入っていく。

今日はギターを加えたクインテットだった。最近は彼のCDも聞いていなかったのだが、現在のメンバーらしい。
いきなり1曲目から飛ばす。若い頃から聞き馴染んだヒノテルの音だ。
一時はエレクトリック・マイルスの亜流のような演奏もしていたが、今は好い演奏になっている。
トランペットの合間にはパーカッションを鳴らしている。コンガも叩く。上手いものだ。亡くなった弟・日野元彦がドラマーだったから、教えてもらっていたのかもしれない。

リズミカルに踊ってみせたりしてまったく贅肉のついていない若々しい彼は、驚いたことにもう71歳になっていた。
私が学生だった頃にもう一世を風靡する売れっ子だったのだから、その歳になっていても当たり前か。

休憩を挟んで延べ3時間半のコンサートだった。
プロのミュージシャンというのは、さすがに違う。アマチュアではない根性がある。
技術ももちろんそうなのだが、それを支える気持ちに甘えがない。

さすが。
終演となり、店の前の路地に出たら日野皓正がちょうどいたので握手もしてきた。
満足して夜更けた旧宿場町のなかを帰途についた。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-20 21:39

「洪水」14号 (瀬崎)   

c0138026_23531199.jpg池田庸氏が編集・発行している「洪水」の14号が届いた。
B5版、150頁近い「洪水」は「詩と音楽のための」雑誌となっており、今号の特集は「流行歌と時代」だ。
福島泰樹らの「美空ひばりと昭和の世」という座談会も載っている。

「流行歌で深く印象に残っている曲を三曲挙げてください」というアンケート結果も載っている。
この人はこんな曲を挙げたのか、と、なかなか面白い。
たとえば渡辺玄英はビリー・ホリデイ、秋吉敏子とともにスガシカオを挙げている。
野木京子、三角みず紀のお二人はそろってデヴィッド・ボウイの「ジギ-・スター・ダスト」を挙げていた。

私のアンケート回答の要約は次のようなもの。
1.中島みゆき「夜風の中から」。
中島みゆきの曲を初めて聴いたのは「夜風の中から」だった。何気なくつけたラジオから流れてきて、こんな好い歌を歌う歌手がいるのだと驚いた。それ以来のファンとなり、コンサートにも何回か行った。以前の彼女の歌は失恋歌ばかりだった。惨めなのに空元気を張っているようなところが健気だった。最近の彼女の歌は正当すぎるのがちょっと不満でもある。

2.あがた森魚「最後のダンスステップ」。
あがた森魚といえば林静一の漫画に触発されて作った「赤色エレジー」が有名だが、彼の歌はどの曲でも徹底的にだらしなく哀れである。しかも彼の歌い方は音程は不安定であり、声量は明らかに不足している。しかしそこが魅力なのである。この歌も薄っぺらいリズムと明るさの裏にどこまでも肌寒さが張り付いている。

3.山崎ハコ「橋向こうの家」。
この歌は「寂しかったらいつでも来てね」と歌いかけてくる。橋向こうの家は日当たりも悪く、安いお酒しかないのである。山崎ハコの歌は暗い。当時、彼女は一部では伝説的だった。ライブでは彼女の歌に感情が抑えきれなくなったドラマーが泣きながらドラムを叩いたという逸話が残っている。

 当然のことながら、私の挙げた三曲は誰ともかぶらなかった。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-12 23:53

「ERA」仙台合評会 (瀬崎)   

「ERA」第三次2号の合評会が、清岳こう氏のお世話で仙台で行われることになっていた。

やはり仙台は遠い。
12時からの合評会に間に合うためには、6時に家を出ても、飛行機を利用しなければ無理。
しかし岡山からの直通便はないので、伊丹までJRで行き、そこから飛ぶことにしていた。

ところが、伊丹に着いてみると、予約していたJAL便は欠航とのこと。えっ?! これは困ったぞ。
急いでANAへまわり、次の便に振り替え搭乗の手続きを取る。

結局1時間遅れで、会場となっている東北大学へ。
すでに合評会はたけなわで、気持ち的に乗り遅れている。急いでボルテージを上げなくては。

今回は13人の同人の他に、麻生直子氏、仙台文学館現代詩講座の受講生の方々が参加された。
夕方5時までびっしりと合評会がおこなわれた。

拙作「砂時計」にもたくさんの方からの批評、意見を聞くことが出来た。感謝。
他の方の作品を褒めるなんていうことは誰にでも出来ることだから、折角の合評会では厳しい批評をもらうのが何よりの収穫となる。

夕方からは秋保温泉の旅館へ移動。
温泉につかったあとは宴会。準備・手配をしてくれた清岳氏の心遣いが感じられる。

二次会のあとは、私と田村雅之氏の部屋に移動して12時頃まで飲んでいた。
私も田村氏も、鼾をかきますよ、寝言を言うかもしれませんよ、とおたがいに言っていたのだが、実際には二人とも朝まで熟睡であった。

翌日は、災語り部の方の案内で、南三陸町の東日本大震災被災地を訪ねた。
自然と人間の営みの共存について考えさせられた。
岡野絵里子氏や尾世川正明氏らと一緒に、プレハブの店が並ぶ復興商店街で食べた海鮮丼の昼食は美味しかったなあ。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-10 15:10

大失態 (瀬崎)   

作品を書き上げていくとき、通常はいくつかの作品が未完成品としてストックされている。
もちろん1週間程度で完成する作品もあるし、1年経っても完成していない作品もある。

原稿の〆切が近づいてきたとき、どの作品を発表するかは、詩誌によっていくらかの傾向を振り分けることもあるのだが、それぞれの作品の進捗状態で選んでいることが多い。
8割、9割ぐらいの完成度で熟成に入っていた作品(便宜的にこんなふうに考えている)から、最終的な仕上げにかかる作品を決めていく。

詩誌「ERA」と「どぅるかまら」の発行がすみ、準備を進めている個人誌「風都市」に発表する2篇の作品も書きあげて、ほっとしていた。
と、詩誌「交野が原」の発行人である金堀則夫氏からのメールが届いた。
「原稿が未だ届いていませんが・・・?」

ああっ! 〆切を1ヶ月まちがえていた。
7月末だと思いこんでいた「交野が原」の〆切は6月末だったのだ。

急いで”未完成詩稿”をかきまわしてみる。
なんと、こういったときに限ってほぼ熟成も終わるといった作品がない。
急いで”言の葉集”をかきまわしてみる。
これは、まだ作品にもなる以前の言葉を、脈絡もなく書きとめたいわばネタ帳のようなもの。

すると、その中から浮かび上がってくる2つの言葉の章があった。
みるみるうちに作品の形を取り始め、なんと、1時間後には9割の完成品になってしまった。
こんなこともあるんだ!

金堀氏は、4、5日は頁を空けて待ちますよ、とおっしゃってくれた。感謝。
これを充分に熟成させて、「交野が原」に載せてもらうのにふさわしい作品に仕上げます。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-04 22:04

プロの目 (磯村)   

我が家の近くに、ある有名な美術関係の方が住んでいる。
某美大を出て、今は工芸をされていて工房も持っている。
しょちゅう日本のあちらこちらで講演をしたり、実技指導をしている。年に何回かはアジアやヨーロッパに招待されたりしている。
その方の名前を冠した美術館も国内に2カ所ほどあるとのこと。

我が家にはその方の作品の写真集や著者が10冊以上はあるのではないだろうか。
その方は妻と親しくしていて、倉敷の自宅にいるときは毎週火曜日に我が家へやってくる(実は、妻がしている書道教室に通っているのだ)。

さて、我が家の玄関ホールには磯村の絵を掛けて飾っている。
新しく描き上げた絵を適当な額に入れて飾るので、数週間ごとに絵は変わる。

その方は我が家にやってくると、玄関ホールの磯村の絵を見て、ときおり感想を妻に言ってくれる。大した出来ではないときは何も言わないようだ(汗)。

以前に磯村が自信作だと思って飾った静物画は、すっきりとした色で描けるようになりましたね、とほめてくれていた。
自分では大したことないなと思っていたスケッチに、こういう線が引けるのは上達してきた証ですよ、と言ってくれたこともあった。

さて、今掛けてある石膏デッサンへの感想だが、ああ、真面目に捉えようとしていますね、とだけだったとのこと。
そして、石膏デッサンも上達してくると深みが出るんですよ、とのこと。

ということは、私の石膏デッサンはまだまだなのだな・・・。
[PR]

by akirin2274 | 2014-07-01 22:01