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「ヴァロットン展」 (磯村)   

c0138026_11194740.jpg三菱一号館美術館で開かれている「ヴァロットン展」に行ってきた。
実はNHK番組の日曜美術館で紹介されていて、興味を持っていたのだ。

ポスターの惹き文句は「裏側の視線」、そして「冷たい炎の画家」。

たしかに人物や室内、屋外の具象絵画なのだが、描かれているものはどこか捻れている。
言ってみれば、裸婦にしても、密談をしている人物たちにしても、彼らが抱えている悪意が描かれているようなのだ。
視線はこちらを見ることはなく、どこか別のものにとらわれている。

番組では、作家の角田光代がボールを追いかけていく少女を俯瞰した絵から想起したという掌編を紹介していた。
これにも感心した。
なるほど、作家というのはこの絵からそんな物語を紡ぎ出すのか!

描かれているものが捻れていて悪意を抱えているようだ、という感想を書いたが、それは、描いた人、ヴァロットンが悪意を抱えていたと言うことなのだろうな。
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by akirin2274 | 2014-08-30 11:17

日本現代詩人会総会 (瀬崎)   

今年度の日本現代詩人会の総会が早稲田奉仕園であった。

始めに以倉紘平氏の小講演「平家物語-鎮魂の構造」があった。
つづいて総会の議事。
昨年度の事業報告、会計報告があり、その場では昨年本会が出した「特定秘密保護保安に反対する声明」に対する意見が活発に出された。

懇親会では久しぶりにお会いする方々ととりとめのない話の数々を。
八木忠栄氏には大原麗子に関する笑い話のような質問をされたりして。

そのあとの二次会は20人ぐらいで盛況。
いつもの「かわうち」には入りきらず、近くのファミリー・レストランへ。
そこでワインをがぶ飲みしながら談笑。

八木幹夫氏が少年時代のある思い出話をした。
それに対して私が「それは悪魔の入り口だから」と応えると、八木氏は「これだから瀬崎さんが好きなんだよ」と大笑いをしながら握手を求めてきた。
隣にいた以倉紘平氏には思い切り背中をどやされた。
向かいにいた中本道代氏と森山恵氏には呆れられてしまった。

かなり酩酊しながらホテルに戻る。
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by akirin2274 | 2014-08-25 10:51

難解な詩を読むということ (瀬崎)   

ある絵を見て、そこに描かれた形や色彩を好いなあと思うとき、その絵に意味を求めてはいないだろう。
意味ではないものに惹かれている。

詩では、日常生活では意味を伝える目的の言葉を道具として使うものだから、つい意味を求めてしまいそうになる。

”私にとっての難解な詩”としか言いようのない作品に出会うことは少なくない。
それは意味が取れないといったようなことではなく、私になんのイメージも抱かせない作品である。

折角読む機会に遭遇した作品であるのだから、なんとか読んでみようとする。
しかし、どうしても駄目な作品というものがある。
つまらないとうのではない。私にとって縁がなかった作品だったのかなとも思ってみたりする。

もちろん、意味を伝えようとするだけの詩が一番つまらない。
それは、器具取り扱い説明書の付図のようなものだ。
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by akirin2274 | 2014-08-18 10:55

「風都市」27号 (瀬崎)   

c0138026_213158.jpg「風都市」27号が出来あがった。
杉本真維子氏の作品を載せることができたのが嬉しくて、早速送った。
ところが・・・!

なんと肝心の杉本さんの作品に誤りをしてしまっていた。
推敲稿をもらったときに、私がうっかりミスをして余分な1文字を入れてしまっていた!
杉本さんからの指摘の電話をもらって、驚愕。どうしよう・・・。

杉本さんは、これから発送する分だけでも修正ペンで塗りつぶしていただけませんか、と言ってくれた。
いやいや、折角の作品をそんなことでお茶を濁すわけにはいかない。
それに、すでに発送してしまった40部についてもなんとかしなければならない。
このままでは折角の作品の描く風景がまったく違ったものになってしまっている。

幸いなことに、というか手抜きをして作っているために、「風都市」は綴じていない。
で、該当ページだけプリントし直して差しかえることにした。
既発送の40人の方にも該当ページを再送付して差しかえてもらうことにした。

これでなんとかなったか・・・。
50部ずつに分けて4回のプリントをして、計200部を作成した。
さあ、残り150部を発送だ。
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by akirin2274 | 2014-08-13 21:03

シェムリアップ (磯村)   

暑い日が続く。
こんなに暑いとジョギングも消耗する。少し走ってきただけでぐったりと疲れ、後は何をする気にもならない。妻は熱中症を心配するし・・・。

ということで、冷房の効いたジムのトレッドミルで走ってくる。
トレッドミルは楽でよいのだが、周りの風景を楽しめるわけでもなく、退屈するのが欠点。
で、壁に取り付けられている大きなTVを眺めながら走る。

BSの放送で、タレントが東南アジアをぶらぶらと散策する番組を放映していた。
今回はカンボジアのシェムリアップだった。

この街はアンコールワットを始めとする古代遺跡観光の拠点の街。
私も一昨年のアンコールワット・マラソンに参加したときには、この街のホテルに宿泊した。
高温多湿の、決して快適とはいえない気候だったが、南国独特の街並は懐かしいなあ。

アンコールワットもよかったが、その近くにある遺跡、タブロムが印象に残っている。
密林の奥で長い年月埋もれていた遺跡なので、ガジュマルの樹が遺跡を覆いつくそうとしているのだ。圧倒される。
(私が大ファンである)アンジェリーナ・ジョリーの「トゥムレイダー」のロケ地にもなっていた。

夜は、アンジー(註:アンジェリーナ・ジョリーのことです。ファンはこう呼ぶのです 笑)が行きつけだったという店「レッド・ピアノ」でビールを飲み、夕食をとった。
もちろん放映していた番組でもタレントがタブロムを訪れ、「レッド・ピアノ」も映っていた。懐かしいなあ。

体力が衰える前にもう一度カンボジアへ行き、汗びっしょりになってアンコールワット・マラソンを走ってみたいものだ。
こんな冷房の効いたジムで軟弱に走っている場合ではないぞ。
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by akirin2274 | 2014-08-08 13:55

岡山県詩人協会総会 (瀬崎)   

県詩人協会の総会が吉備路文学館であった。
朝からの雨のせいか、今年の出席者は30名ぐらいと、やや少なめ。

昨年度の事業報告があり、会計報告があり、次年度の事業計画が諮られる。
瀬崎が司会を務めたが、特に大きな問題もなく総会が終了する。

そのあとに猪風来(いふうらい)氏の講演があった。
この方のことは初めて知ったのだが、縄文土器に魅せられてその精神をくみ取った焼き物を作り続けているらしい。

話は滅法面白かった。
油絵に挫折して、北海道の原野を開墾しての生活をしていたとか、竪穴住居で暮らしていたとか。
断食生活もしてみたらしい。
断食も空腹の辛い時期が過ぎると身体が洗われるような感覚となって非常に気持ちがよくなるとのこと。
ああ、このままだと死ぬことになるな、と考えて断食は1週間で止めたとのこと。

古の土鈴は子宮の形であって、中には胎児がいるのだという説も面白かった。

それにしても、県という行政上の便宜からおこなわれている差別化に、なぜ詩人がのって、県詩人協会などという団体を作っているのだろうと考えると、判らなくなってくる。
必要?
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by akirin2274 | 2014-08-03 22:37