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「交野が原」「別冊 詩の発見」 (瀬崎)   

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金堀則夫氏より「交野が原」78号をいただいた。
個人誌ではあるが、毎号の内容はすごい。今後は34人の詩作品、4編の評論・エッセイ、それに14編の書評を載せて110頁。

拙ブログ「風都市」には、岩佐なを「クリームパン」、野木京子「石の眼」、藤田晴央「フランス窓」の簡単な感想を書いた。

その他にも、中本道代「野の家」、斎藤恵子「夕下風」などにも惹かれた。
書評では、岡野絵里子の渡辺めぐみ詩集について、一色真理の伊藤浩子詩集について、八木忠栄の八木幹夫詩論集について、などが印象的だった。

瀬崎は「箱庭」を載せてもらっている。

山田兼士氏からは「別冊 詩の発見」14号が届いた。
これは大阪芸術大学文芸学科現代詩研究室の詩誌で、43編の寄稿作品に加えて、学生による詩集レビュー11編、学生の詩6編、山田兼士の「詩集カタログ2014」が載っている。

こちらでは、文月悠光「この惑星(ほし)の結論」、林美佐子「顔」、小池昌代「賜物」、宮尾節子「土下座」の感想を拙ブログに書いた。

松尾真由美「一枚の紙ひらら」、峯澤典子「校庭」、和田まさ子「寄りかからない」などに惹かれた。

瀬崎は「岬まで」を載せてもらっている。

(拙ブログ「風都市」のアドレスは、http://blog.goo.ne.jp/tak4088 )
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by akirin2274 | 2015-03-29 20:18

ロベール・クートラス展 (磯村)   

c0138026_2026437.jpg渋谷の松濤美術館で開かれていた「ロベール・クートラス 夜を包む色彩展」に行ってきた。

美術展の案内で知るまではまったく未知の画家。
とにかくカルト(カード)作成に偏執的に取り組んだ人らしい。
カルトというその限られた画面、制約の中でどんなことをしたのかに興味を覚えて出かけた。

貧しい画家だったらしく、厚紙を12×6cmに切ってそこに思いつくかぎりの絵柄をガッシュで描いている。
毎日、毎日描き続けたらしい。

抽象的な文様もあるし、具象の天使像のようなものもある。
そのカルト作成のための膨大なデッサンも展示されていた。
そうか、こうやってどこまでも描くことを続けていったのか。

テラコッタで描かれた肖像画も展示されていた。
素人の目にはお世辞にも上手とは言えない、どちらかといえば稚拙と思える絵の数々である。
そうか、それでも描き続けたのか。

驚いたことに、入館は無料だった。へえ~。
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by akirin2274 | 2015-03-26 20:26

西日本ゼミナールin福岡 (瀬崎)   

今年の西日本ゼミナールが福岡で開催され、担当理事として参加してきた。

テーマは「短歌と詩、その相似と相違について」で、歌人の穂村弘、東直子、詩人の谷内修三、北川朱実の4氏が座談をおこなった。
司会は、今回の大会実行委員長でもある田島安江氏。

短歌では、用いる言葉そのものに短歌の世界で共有しているものがある、という穂村氏の発言はなるほどと思った。
そして詩の世界から見るとよくわからない短歌の結社というものは、その言葉の愛で方を勉強する場であるとの説明にもなるほどと思った。

4人の方の自作詩朗読もあった。
北川朱実氏は好い詩を書くなあと、あらためて感心する。
参加者は130人余と盛会であった。短歌関係の参加者もかなりいたのではないだろうか。

懇親会、そして近くの居酒屋での二次会。
作品をよく拝見していた吉貝甚蔵氏には初めてお会いした。
鹿児島の高岡修氏とお会いするのは2回目だが、今回も大変に楽しいひとときをご一緒させてもらった。

開催地選びから苦労した西日本ゼミナールだったが、無事に終了して安堵した。
田島さんには本当にお世話になった。感謝。
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by akirin2274 | 2015-03-23 23:17

人間ドック (磯村)   

年に一度の人間ドックを受けてきた。

自宅から尿と便を持参して、採血をしてもらう。
眼底写真を撮り、心電図、胸部レントゲン写真、聴力、視力検査と進む。
呼吸機能検査は要領もあるので、毎年同じぐらいの感じでおこなうことにしている。

一番辛いのは胃透視検査。
台の上でゴロゴロ指示通りに動き回るのは苦にならないのだが、発泡剤を飲ませておきながらげっぷを出さないようにといわれる理不尽さ!
まあ、自分の検査のためだから仕方がないか。

看護師の問診があり、医師の診察もある。
でも、このあたりは毎年馴れ合いで済ませてしまっている。
運動は続けていますか?
このお歳にしては腹筋が立派ですね。
どうも、どうも・・・。

検査結果が出揃って説明を聞く。
幸いに、特に問題となるような結果はなかった。
肝臓、腎臓はじめとして生化学はすべて正常です。尿酸値のcontrolも良好です。
体脂肪率も年齢平均より低くて、軽い貧血があります。これは毎年同じ程度です。
血圧は低めで脈拍も遅めですが、これは運動をされているからでしょう。

ということで、安心した。

しかし、検査にはあらわれない部分で次第に老化が進んできている。
老眼はいよいよすすむし、角膜にも傷が増えてきたのではないかなあ。
やれやれ・・・。
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by akirin2274 | 2015-03-18 15:23

スケッチ旅行 (磯村)   

瀬戸内海の大崎上島には古い街並みが残っている。
古くは風待ち、潮待ちの港として栄えたところだが、本土とはフェリーで30分ほどの距離があるために、今も昔の風情が残っている。

その風景をスケッチしようという企画のバス・スケッチ旅行に参加してきた。

狭い路地には壊れかけたような木造家屋が並んでいる。
中には三階建ての建物もある。
山田洋次監督の「東京物語」のロケ地にもなった路地である。

張り切ってF6号の大きさで描きはじめた。時間は3時間ある。
目論見としては、ペンの線描を排しての水彩画を描く予定だった。

しかし、どうも上手くいかない。
形も決まらない、色ものらない。まったく描きたいものを捉えることができない。

c0138026_21264393.jpgで、下塗りをした段階で0.5mmのペンで線描をはじめてしまった。
すると、やっと形があらわれてきた。彩色もわずかずつ求められるようになってきた。

しかし結局は、なにか、気持ちがざわついたままのような絵になってしまった。
今日の風景はこんなふうにしか捉えられなかった。
傷心で帰途につく。

先日、小磯良平の風景スケッチに感嘆したばかりだった。
まだまだだなあ。
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by akirin2274 | 2015-03-15 21:26

ニュー・シューズ (磯村)   

のんびりジョガーでも続けていればシューズも駄目になってくる。
そろそろ買い換えようか、とカタログを検討してみる。
シューズ底がすり減ってきたこともあるのだが、マンネリになってくると気分一新で買い換えたくもなる。

これまでリーボックス、ミズノ、ニューバランス、アシックスと履いてきて、このところはアシックスを愛用している。

かってはサロマ100kmマラソンに出るのが夢だった(今はその夢は絶たれてしまったが)。
で、その頃に購入したのがアシックス・サロマだった。
サロマ湖の水の色をした緑色で、中にはサロマ湖の形のマークがあった。

そのあとはサロマと並んで人気のあったアシックス・カヤノを使った。その名も東京マラソン・モデル(しかし、東京マラソンの抽選に当たることはなかった)。
そのあとはもう一度アシックス・サロマを使った。この時のバージョンは鮮やかなブルーだった。

そして直近に履いていたのが蛍光色イエローのアシックス・トレイナー。
これはウルトラ用のサロマやカヤノに比べると30gほど軽かった。で、気に入っていた。

c0138026_22584459.jpgさあ、今度は何にしようとスポーツ店に出かけて、今年のトレイナーを探したが置いていない。
置いてあったのは,トレーナーよりは少し遅い人用のアシックス・ニューヨーク。
試し履きをして、これも悪くはないなあ。

結局ネットで今年のバージョンであるトレイナー20を購入した。
新しいシューズを手に入れると気持ちも浮き立つ。嬉しいな。
さあ、これでこれからものんびりと走り続けるぞ。
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by akirin2274 | 2015-03-12 22:58

H氏賞選考委員会 (瀬崎)   

週末にH氏賞の最終選考委員会があった。

前回の委員会で、会員投票で選ばれた8冊の候補詩集に加えて、私ともう一人の委員が推した岡本啓「グラフィティ」を候補詩集として追加してもらっていた。
ところが、その「グラフィティ」が中原中也賞を受賞してしまった。どうする?

他の賞とのダブル受賞をどう考えるかということは、詩集そのものの価値にはまったく関係のないことではある。
しかし、H氏賞が持つ社会的な意味合いを考えると、考慮すべき事ではあるだろう。

しかし、H氏賞に誇りを持つのであれば、単に選考の日程の早い遅いだけで、他の賞に選ばれなかった詩集の中からH氏賞を選ぶべきだとは考えにくい。
H氏賞の選考が他の賞の選考の影響下にあることになり、また他の賞の敗者復活戦でしかなくなってしまう。

選考会に先だってのミーティングで、日本現代詩人会の賞選考に関する基本的な考え方が提示された。すっきりした。

3時間にわたる選考の経過は、いずれ冊子「日本の詩祭2015」で詳しく報告されるだろう。
とにかく、岡本啓「グラフィティ」が今年のH氏賞に決まった。

現代詩人賞、H氏賞決定と同時に、日本現代詩人会のホームページへその記事を載せなければならない(ホームページ担当理事は忙しい)。
決定から1時間たらずで記事を掲載することができた。やれやれ。

ファミリー・レストランでの食事会では、なんとなくH氏賞の選考委員が集まっての雑談となっていた。

そのあとの居酒屋での二次会は先月と同じようなメンバーで。
今回は杉本氏、北川氏はいなかったわけだが、高階さんに誘われて来ましたと、江夏名枝氏が花を添えてくれた。
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by akirin2274 | 2015-03-09 23:02

雨の井原マラソン (磯村)   

c0138026_18193450.jpg目覚まし時計で起きたら、雨。
前日確認した天気予報も雨だったけれど、当たってしまったなあ。
どうする?井原マラソン。行く?

もう雨の中を走るのなんか止めて二度寝しようかとも思ったが、甘い誘惑をなんとか振り切って出かける(苦笑)。

自宅から車で1時間のところで開かれるハーフ・マラソン。
一応は陸連公認のコース・大会だけれどもハーフの参加者は700人ぐらいで、1万人を超えるランナーが走る丸亀国際ハーフに比べると地味。

期待も空しく止まない雨。アンツーカーでないグランドはぐしゃぐしゃ。
寒いし、冷たいし、出かけては来たもののモチベーションは上がらないまま。どんよりとした空模様そのまま(苦笑)。
ロングTシャツに半袖Tシャツを重ね着して、その上に軽量の防水ブレーカーを羽織る。
帽子の下には、京都マラソンの参加賞でもらったバフで耳を被って寒さ対策とする。

もう今日はキロ6分でとにかく走れればいいやと、淡々と走ることにする。
手袋は雨に冷たく濡れて、指の感覚はなし。
ブレーカーの中でかいた汗が冷たく身体にまとわりつく。身体の奥まで冷え込んでくる。
もうここまでくると、走るのが辛いという感覚も麻痺してくる。ただ走っている。

結局はたいした事件もなく、淡々と予定通りに走って2時間5分だった(苦笑)。
去年は2時間2分だったからかなり落ちたけれど、今日の天候では身体も動かないし、まあ、こんなところでしょう。

スーパー銭湯に入り、熱いラーメンを食べて、やっと人心地が付いた一日だった。
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by akirin2274 | 2015-03-05 18:19

四土の会 (瀬崎)   

c0138026_20193756.jpg今月の「四土の会」では、秋山基夫氏の詩集「ひな」の出版祝賀を兼ねて、その感想・批評会をおこなった。

あらかじめ秋山氏からは四土の会のメンバーに注文が付いていて、1.フェミニズムの問題 2.長編詩は可能か、どんな工夫が必要か 3.引用の問題 (1).読者-作品-作者の三者の関係 (2).本文と引用作品との関係 4.古典をどうするべきか など、についての意見を聞かせて欲しいとのこと。
なんという注文だ。

秋山氏としては、出版祝賀だからといって、単に、圧倒されましただの、読み甲斐がありましただのといった紋切り型のことを言われても困る、ということだったそうだ。

で、私はこの詩集の特徴的な4つの点から入った。
一つ目は、詩集の表紙も背表紙も黄色なら、中の頁もすべて黄色の用紙であること。
この黄色と黒の目立つ配色は注意喚起、危険通知などに使われるもので、作者はこの詩集が危険なものだと知らせていたのだろう。

二つ目は、198頁に長編詩「ひな」ただ1篇を収めていること。
なぜ、作者は長編詩を必要としたのか、また、長編詩によって何をあらわしたかったのか。

三つ目は、制作期間が長いこと。
「ひな」の初稿は1987年の春ごろで、その年の間に7稿までが書かれ、その後、10年の放置期間の後に8稿が書かれている。さらに10年余りが経って今回の9稿の形になっている。ということは、25年以上にわたって書き継がれた作品ということになる。

四つ目は、作品のあちらこちらに話者以外の書き手が存在すること。
「「ひな」のためのノート」という註だけではなく、作品自体にもゴシック体の註のような部分がいたるところに挟み込まれている。それは詩行そのものの自注であったり、詩行が書かれた背景であったり、歴史的な考察であったりする。

これらについての私見を述べた。
この詩集はあちらこちらで枝道が分かれた迷路のような姿となっている。枝道を進んで妙なところにワープしたり、あるときは枝道が袋小路となっていたりもするのだ。

この詩集で秋山基夫氏は、書くという行為、書いている時間そのものを、書きたかったのではないか、と思っている。
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by akirin2274 | 2015-03-02 20:19