「ほっ」と。キャンペーン

「ERA」合評会 (瀬崎)   

c0138026_011431.jpg詩誌「ERA」の合評会が東大駒場でおこなわれた。
今回は15人の出席で、北は青森、宮城、南は北九州から、新潟から来られた方もいた。

合評会なのだから、仲間内で褒めてもらってもあまり意義はない。
欠点を指摘してもらう、あるいは作者も気付いていなかったようなところを見つけてもらう、それが醍醐味になる。

私は作品「死人(しびと)」を発表していた。
ユーモアがポエジーになっているという意見があった。うむ、ユーモアについては考えていなかったな。
この作品は、作者としては最後の一行が勝負だった。ほとんどの方にはあの一行の意図は伝わっていたようで、安堵した。
しかし、話者が実は”死人”だったとすると、私が見えて話しかけてきている娘はどうなるのだ?という疑問も。
なるほど、そのあたりはあまり考えずに曖昧な世界観で押し切ってしまっているなあ。

他の作品でも、それぞれの方の批評、感想を聞いていると、ああ、そういう読みもあったか、と示唆されることが多い。勉強になる。

この合評会も、幹事の川中子義勝氏のお世話で、地方での合評会のときを除いては東大駒場の会議室でおこなっていた。
次回からはどこか別の場所での合評会となる。名残惜しい。
(名残惜しいものだから、会が始まる前に、記念にと東大駒場の正門のペン・スケッチをした。時間がなくて着採はできなかった。)

合評会後の飲み会はシーフード・レストランで。

3人の方の作品について簡単な感想を拙ブログ「瀬崎祐の本棚」に書いた。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-11-22 00:13

おかやまマラソン (磯村)   

c0138026_20433691.jpg岡山マラソンを走ってきた。
2週間前に大阪マラソンを走ったばかりで、この歳になれば身体の疲れが残ってはいるのだが、今回はドクター・ランナーということでタイムは気にしないで済む。

私は5時間30分で走る設定となっていた。
ドクターランナーと書いてあるビブス(赤いベストです)を着込んでスタート。
一応はドクターランナーと回りに判るようにして走っているので、何か調子の悪そうな人はいないかと、道路の端の方をランナーを眺め回しながら走る。

今回のドクターランナーの使命は、とにかく生命の危険を回避すること。
昨年は1名の心肺停止者が出て、AEDで蘇生をおこない命が助かったとのこと。
ドクターランナーへの説明会もあった。いわく、声を掛けて本人が返事ができる意識レベルの症例ではそれなりの対応で結構です、あくまでも生命の危険に対応することを目的としていただきたい。了解です。

25kmを過ぎると疲れが出てきたランナーが多くなってくる。
座っていられる人は大丈夫として、寝転んでいる人には一応声を掛ける。

ほとんどが足の痙攣だった。ふくらはぎだったり、太股だったり。
4~5人に痙攣の部位によってストレッチをしてやる。本当はこれは対応しなくてもいいんだけれどな。
少し収まりました、だいぶ楽になりました、なんとか歩けます。じゃ無理しないで。

一人は熱中症気味となっていた。リタイアの意思を確認してからその場所管轄の救護所へ連絡して搬送を依頼した。

そんなこんなで、後半になると時間を取られるようになった。
事前伝達では、救護で時間を取られた場合はその分は設定完走時間を遅らせてください、時間が遅れてもペースを上げる必要はありませんということだった。
でもまあ、遅れた分ぐらいは取り戻して走ろうかな。

もうこのあたりまでくると、これぐらいの時間の人は半分ぐらいの人が歩いている。それを縫ってゆっくりと走りつづける。

完走タイムは5時間31分だった。おお、予定通りだ。
あれ、すると後半はあれだけ救護に時間を取られたのに、前半とイーブンということは、後半はかなりスピードアップしていたんだな。

まあ、ストレッチをしてあげている時間はこちらも走るのを休んではいるのだが、それにしても、これはかなり立派な出来なのではないかと、自画自賛。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-11-14 20:46

倉敷ジャズ・ストリート (磯村)   

c0138026_14155255.jpg週末の2日間は倉敷美観地区一体でジャズ・ストリートと謳うイベントがおこなわれていた。

老舗のジャズ喫茶「アヴェニュー」をはじめとして、アイビー・スクエア内のオルゴール館、郷土民芸館、倉敷物語館、大原美術館の日本庭園内の新渓園、立派な石造りの旧中国銀行倉敷支店、重要文化財である旧大橋住宅など、17カ所でジャズが演奏される。
お寺の本堂や、提灯屋さんの店先、旧宿場街道の細い路地を入った民家なども会場となっていた。

演奏者は中四国を始めとして関西からもやって来ている。
ナイトクラブで演奏しているプロもいれば、地方のジャズ喫茶で演奏しているセミ・プロもいる。
デモテープによる審査があり、50以上のバンドが参加していた。

ワン・ステージは毎時0分からおこなわれて、約45分間。
合間の15分間で演奏者も観客も次の会場に移動する
前売り券を提示すればどの会場にも入ることができる。

今年は、ワン・ステージだけだが、磯村の職場の部下がピアノ・トリオで出演した。
ピアノは小さいころから弾いていたのだが、ジャズを始めたのは10年前からとのことだった。
和歌山へセッションに出かけたときに知り合ったドラム、ベースの人たちと組んでの演奏だった。

スタンダードが中心だったが、その確かな腕に感心した。
6年間の忙しい学生時代、就職してからの余暇のない生活の日々に、よくぞこれだけの技量を身につけたものだ。
ペトルチアーニが好きとのことだったが、彼女のピアノはもっと強く、ハラルド・メイバーンのタッチを思わせた。

お昼過ぎから夜更けてまで、2日間はあちらこちらでビールを飲みながら、美観地区を散策してたっぷりとジャズを楽しんだ。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-11-07 14:18

拙詩集の覚え記録 (瀬崎)   

「現代詩手帖」の巻末には、思潮社からの出版物の広告が載る。
新しく出た詩集は、作者の顔写真も掲載される。
で、拙誌集「片耳の、芒」の広告も10月号から載っている。その惹き文句は、

「分断された虚実が結びつくとき、二重写しの彼方から捻れた風が囁き出す。
 欠けた風景に名は消え、言葉はいつまでも肉体を裏切る。
 異貌の物語に誘う第6詩集。」

また、「現代詩手帖」には「スクランブル・スクエア」という出版物案内を中心としたコラムのような頁もある。
11月号のその欄に拙詩集の紹介記事も載っていた。

「瀬崎祐「片耳の、芒」は第6詩集。氏はこれまで現実に拮抗す
る虚構を追求してきたが、その二つは結びつき、容易に入れ替え
ることを識る。本誌集では虚実の分水界に立って言葉を研ぎ澄ま
せる。その水は読む者の意識に流れこみ、眼前の現実の裏にある
虚へと意識を向かわせる。新たな境地を示す野心的な一冊。」

また、読んでいただいた方々から、毎日のように感想や批評のお手紙、葉書が届く。
インターネット上のブログや、ツィッターに感想を書いてくれた方々もいる。
居酒屋で飲みながら、詩集評をしてくれる方々もいた。
どれも嬉しく、ありがたい。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-11-04 00:26

大阪マラソン (磯村)   

c0138026_20161517.jpg5年ぶりに大阪マラソンを走ってきた。
気温も20度ぐらいまでと暑くならず、風もほとんどないという絶好のマラソン日和だった。参加者は3万2000人あまりだったとのこと。

大都市マラソンの魅力は、繁華街を駆け抜けるそのコースにある。
この大会は、大阪城公園からスタートして大阪の街中を走りぬける。
御堂筋も走るし、京セラドームのあたりにも行く。
ゴールは南港のコスモスクエア。

沿道の応援も途切れることがないのが嬉しい。
1万人以上が海外からの参加者で、特に台湾、韓国、タイなどからが多かったようだ。
なかにはタイの国旗をずっと持ったまま走っている人もいた。

この大会の名物は33km地点にある”まいどエイド”。
100mぐらいにわたって、いろいろな食べ物を渡してくれる。塩漬けゴボウ、バナナ、あんパン、梅干し、桜餅まんじゅう、パイナップルの缶詰、たくわん、おにぎり、チョコレートに飴。
なくなりかけたカロリーも補給するのだが、なんといっても塩分の補給が必要。冷たい塩水につけたキュウリは美味しかった。
ついつい立ち止まって食べてしまう。ありがたいのだが、かなりのタイムロスにはなっているなあ。

南港へわたる大橋の上りで、ついに200mぐらい歩いてしまう。う~ん、根性が足りなかったか。

なんとか目標をクリアして、5時間9分でのゴールだった。
5年前のこの大会は5時間1分で走っていた。
60歳を過ぎると1歳歳をとる度に10kmの走力は1分落ちるとのこと。
すると、フル・マラソンの距離では、1年経てばタイムは4分あまり遅くなることになる。すると5年前に比べれば20分遅くなるところだが、10分足らずの遅さでカバーできたことになる。
よくやったと、自画自賛。

ちなみに、iPS細胞の山中教授は3時間40分あまりの自己新で完走したとのこと。すばらしいなあ。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-11-01 20:19

岡山県文学選奨委員会 (瀬崎)   

天神プラザで岡山県文学選奨の選考委員会があった。

これは岡山県が主催しているもので、春から長編小説、短編小説、随筆、現代詩、短歌、俳句、川柳、児童文学の8部門で作品を募集していた。
総数で400人あまりの応募があり、それを、それぞれの部門で2名の審査員が選考し、入選、佳作、準佳作等を決めていた。

瀬崎は総合審査員ということで、送られてきたその選考結果を受けて、もうひとりの総合審査の方と選考が妥当か否かを協議していた。

ある部門では選考が甘いのではないかと瀬崎が思うものもあった。
審査員の意見としては、確かにやや甘い評価であることは否めないのだが、広く応募を促すためにもあまり敷居を高くしない方が良いのではないか、ということであった。
なるほど、と思わされた。
たしかにこの県文学選奨の趣旨は「県民の文芸創作活動を奨励する」となっている。
行政としては、ひとりのピカソを求めているのではなく、100人の県民の生きがい支援を求めているわけだ、
なるほど、私はまだまだ人間性が狭いなあ。

今日の委員会では、すべての部門で選考結果が妥当ということで了承された。
その他には、作品の長さに関する応募規定の検討などがなされた。

来月には県庁でこの授賞式がおこなわれる。
行政がおこなっているイベントということで、懇親会にもお酒がでないのはつまらないなあ。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-10-28 00:19

「漱石 絵葉書の小宇宙」展 (磯村)   

c0138026_21463375.jpg駒場の旧前田侯爵邸をスケッチしようと行ってみたら、改装工事中だった。残念。

ということで、近くにある日本近代文学館で「漱石 絵葉書の小宇宙」展を見てきた。
漱石の元へ送られて来た絵葉書、そして漱石が出した絵葉書の展示ということなので、軽いスケッチ絵を楽しめるかと思った。

漱石が自ら絵を描いた絵葉書も6葉展示されていた。
漱石は絵も習っていて、描くことは好きだったようだ。西洋裸婦の模写もしていた。

しかし、漱石に送られてきていた絵葉書のほとんどは当時の既成(印刷された商品)のものだった。
なあんだ。自筆の絵葉書じゃないんだ。
解説によると、明治終わり近くになって絵葉書が送れるようになったとのことだった。
そこで洒落た外国製絵葉書などが大人気となったようだった。
当時の風俗も窺い知れて、それはそれで面白いものだった。

別室では「川端文学のヒロイン」展をしていた。
川端康成は初恋の相手とは婚約までしていたのだが、あるとき相手の女性から、哀しいことが起きましたと言われて、詳しい事情も告げられずに破談になったとのこと。
川端はこのことをモチーフにして何編もの小説を書いている。

その後の「伊豆の踊子」や「雪国」、「眠れる美女」にもモデルがいたとのこと。
やはり恋心が芸術の原点となるか。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-10-24 21:48

昨日の補遺 (瀬崎)   

詩集「片耳の、芒」のカバー写真の資料を、記録のために。c0138026_2323036.jpg
c0138026_233971.jpg
c0138026_2332643.jpg
c0138026_235181.jpg

順に、オリジナルのカラー写真、セピア色にドアの赤色、グレーにドアの赤色、ブルーにドアの赤色。
オリジナル写真は、地面を水平にしたので水平線がわずかに傾いている。
出来上がりは、水平線が水平になるように調節してもらった。
最終的にグレー版の採用となったのだが、出来上がりは、明度をぐんと上げて彩度を落としていた。
さすがにプロのデザイナーは、やることが違うなあと感嘆した。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-10-13 23:10

詩集「片耳の、芒」 (瀬崎)   

c0138026_23543232.jpg春先から準備をしてきた6冊目の詩集「片耳の、芒」が出来上がってきた。

6冊目といっても、はじめの2冊は若いころに出したもので、その後約20年間は詩の世界から離れていたので、自分としては第3詩集の「風を待つ人々」からが今の自分につながっているように思える。

それはさておき。
今回の詩集、内容にも当然こだわりはあるのだが、表紙カバーにもこだわった。
当初はデザインはすべて思潮社におまかせしようかとも思ったのだが、やはり自分の好みを通したくなった。

で、素材としてチュニジアで撮ってきた地中海海岸の写真を選んだ。
青い空に青い海の写真なのだが、これを単色に落としてみた。
セピア色に落としたもの、ブルーに落としたもの、グレーに落としたものを作ってみた。
そして海岸の建物のドアだけに赤色を差した。

デザイナーに相談して、グレーに落としたものを使用することとなった。

あとのデザインはデザイナーに任せた。
カバー紙色はグレーに合わせた薄ねず色となり、帯の色がドアの差し色に合わせた臙脂色となった。
茫漠とした雰囲気のものとなった。

黒色できっちりと描かれたタイトルと著者名がわずかに写真にかかっていて、風景と絡み合っている。

このような意匠に包まれた詩集だが、内容については読む人のものとなる。
少しずつ発送を始めている。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-10-12 23:56

新庄・蒜山 スーパー・トレイル (磯村)   

c0138026_21521248.jpg岡山県の山間で開かれる新庄・蒜山スーパー・トレイルに参加してきた。
この大会、どこにも”ラン”の言葉がない。
その通りに、山肌を切り開いたコースを這い上がり、滑り降りてきた。

私が参加したミドルコースは25kmで、制限時間は8時間。
累積標高差(トータルで上がる高さ)は約1500mとなる。
要するに、1500mの山に登り、降りてきたようなもの。う~む。

標高500mの地点からスタートして、まず850mの山に上る。
勾配は急で、早くも息が上がる。
しかし、会社の9階の自室までエレベーターを使わずに毎日何回も上り下りしていた甲斐が、少しはあったか。

いったん200mほど下ったところの第1エイドで8.5km。
時間はすでに1時間50分が経っている。
係員のおじさんが、さあ、これからが本番だよ、と声をかけてくる。
隣で給水していた女性二人組が、山道を登るのはもう充分に堪能したんだけどなあ、とぼやいている。

そこからは、これまでの勾配がまだ生やさしかったことを思い知らされた。
やっと標高1050mの白馬山山頂にたどりつく。
ここまでの8kmでは2時間あまりがかかった。ふーっ。

そこからは下っては上りの繰り返しで、笹藪を切り開いた小径や、水が流れてえぐれたような赤土斜面をすすむ。
特に辛かったのは下り。
傾斜が急なので、足をとられそうになっては踏ん張る。その瞬間にふくらはぎが痙るのだ。痛い!
実際に滑って泥まみれにも2回なった。

やっと標高1060mの笠杖山山頂に着き、そこからは急斜面の下りが続く。
高所恐怖症の身としては、転げ落ちそうな角度の下りは下を見ただけで足がすくむのだ。

下ってくだって、やっと着いた第2エイド。
この5kmにはやはり2時間近くがかかっていた。やれやれ。

ここまでくれば、やっと舗装された道になる。
痛む足を引きずってよろよろと走り、なんとか6時間20分で完踏出来た。やれやれ。

参加者名簿を見ると、私より年長の方は1人しかいなかった。
50歳以上の部でみると、83人中43位だった。若い人に交じってよく検討したというところか。

しかし、私より年長のただ一人の方は、なんと82歳。
そして私より7分早くゴールされていた。すごい人がいるものだ。
[PR]

# by akirin2274 | 2016-10-03 21:56