人気ブログランキング | 話題のタグを見る

足が痛くて (磯村)   

右足を痛めた。
ジョギングはもちろん、歩くこともままならない。
右足をかばって”ぴょこたん歩き”をしているので、会社の皆にどうしたんですかと不審がられる。
情けない。

仕事の関係で三連休があったのだが、身体を動かすことは何もできない。
本を読み、絵を描き、ジャズを聞いて過ごす。

映画も立て続けに観る。
こんなことも滅多にはないので、記録のために記しておくと、

「テンペスト」監督:デレク・ジャーマン (1979年 イギリス) ★★★ シェークスピアの戯曲の映画化。ジャーマン監督は、これでもかというぐらいに”わざとらしさ”を創りあげていた。あの状況劇場の芝居を彷彿とさせた。

「ラブ・アクチュアリー」監督:リチャード・カーティス (2003年 イギリス) ★★★★ クリスマスの群像劇を真夏に観てしまった。この映画はなんと言ってもヒュー・グラントの腰振りダンスが楽しい。

「パリは霧にぬれて」監督:ルネ・クレマン (1971年 フランス) ★★☆ フェイ・ダナウェイが行方不明になったわが子を捜し求める。クレマンの描くパリの街並みが美しい。

「オールド・ボーイ」監督:パク・チャヌク (2003年 韓国) ★★★☆ これは、まあ、なんともすごい映画。映画の描写が暴力的でもあるのだが、映画自体が精神的に暴力的なのだ。後味はとても悪い。邦画では絶対につくれないだろう。

「インベージョン」監督:オリバー・ヒルシュビーゲル (2008年 アメリカ) ★★ 古典SF「盗まれた街」の映画化。大きな破綻もない代わりに、これといった魅力もない。ニコール・キッドマンがきれいだっただけ。

「さらば、わが愛 覇王別姫」監督:チェン・カイコー (1993年 香港) ★★★★☆ 清、日中事変、国民政府、文化大革命と、中国50年の歴史を背景にした愛憎劇。京劇の鉦の音がいつまでも耳の残る。

by akirin2274 | 2010-09-17 21:03

<< 岡山県文学選奨 (瀬崎) どうもいけない (磯村) >>