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年末が近づいて (瀬崎)   

「現代詩手帖」の12月号は、毎年、分厚い年鑑特集号となる。
編集部が選んだその年の注目作品のアンソロジーが組まれ、50人ぐらいの人に「今年の収穫」と題したアンケートがおこなわれる。

アンケートの内容は、今年の注目詩集10冊、および詩誌などに発表された注目作品、詩作以外の注目事項を答えて下さい、というものである。
対象期間は昨年11月から今年10月末日までの詩集や作品。

今年は東日本大震災の影響もあって、前半に発行された詩集は少なかったようだ。
ところが、夏ごろから急に送られてくる詩集が増えた。
秋になるとさらに増えた、10月になると毎日のように詩集が届いた。

毎年のアンケートなので、これはと思う詩集は読んだ時点であらかじめ別にしてあった。
しかし、アンケートの締め切り間際になってどんどん届く詩集も、とにかく読まなければ評価できない。比較できない。
大変な毎日だった。

締め切りまでになんとか自分なりの評価をして、やっと10冊の詩集を選んだ。ふう。

「詩と詩想」は1/2月合併号に年鑑アンソロジーを組む。
そちらからは個人誌「風都市」に発表した「水の時間・器」を掲載したいとの連絡が来た。
もちろん快諾する。

あと、今年中に書きあげなくてはならないものは、と・・・。

詩誌「洪水」から依頼されていた詩集評の頁には、河邉由紀恵詩集「桃の湯」の書評を書いた。
土曜美術社出版販売から出る「新・現代詩文庫 藤井雅人詩集」の解説もやっと書きあげつつある。
「コールサック」の鈴木比佐雄氏から電話があって、田村のり子詩集「時間の矢」の詩集評を書いて欲しいとの依頼。
夢を題材にした面白い詩集だったので書かせてもらうことにする。
そうしていたら、中井ひさ子氏からも電話があって、新しく出た詩集を中心にした詩人論を「詩と詩想」に書いて欲しいとの依頼。
中井氏の詩集なら、と喜んで書かせてもらうことにする。

おいおい、詩集評ばかり書いていて、「どぅるかまら」11号に載せる作品が未だ仕上がっていないぞ。どうするんだ?

by akirin2274 | 2011-11-10 00:43

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