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好きな詩、好きな詩人 (瀬崎)   

あまり他人に言うようなことではないけれども、折にふれて読みかえす好きな詩というものがある。
何故好きなのかと説明などできないし、自分自身に説明する必要もない。
好きな詩はそんなものだ。

そんな詩に巡りあったときに、昔はノートに書き写していた。
学生時代に好きな詩を書きとめたノートが2冊、今でも残っている。
ああ、あの頃はこんな詩が好きだったのか、と思ったりする。

この頃は、詩誌に掲載されている作品をスキャナーで読みとり、その画像を文字認識させることができる。
いちいち書き写さなくても”好きな詩選集”が簡単にできてしまう。
でも本当は、書き写す方が言葉がつながる呼吸や離れ具合などが肉体で感じられて、よほどいいと思える。

ああ、こんないい詩を書く人がいるんだな、と思ってしまう。
すると、そういった方にぜひとも個人誌「風都市」に寄稿してもらいたくなる。
でも、いつも、果たしてこんなちっぽけな個人誌に寄稿してもらえるだろうかと心配になる。
だから寄稿を快諾してもらえたときは本当に嬉しい。

そうやって「風都市」は支えられてきた。

昨年23号を発行してからかなりの日時が経ってしまった。
拙詩集の発行があったり、現代詩人会の西日本ゼミナールの事務局の仕事があったりで、とても個人誌の発行まで手が回らなかったのだ。

さて、一段落したところでそろそろ24号を考えなくてはならない。
どなたに寄稿をお願いしようか、期待と不安でいろいろと考えてしまう。

by akirin2274 | 2012-03-26 17:39

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