自信喪失 (磯村)
2012年 05月 13日
行く先は岡山県北の吹屋。
ここは江戸時代に顔料のベンガラ産業で栄えた町。
今も往時の街並みが保存されており、家々の屋根はオレンジ色の石州瓦でふかれている。
それにここには吹屋小学校の建物がある。
吹屋小学校はわが国最古の木造小学校で、実際に校舎として使われていたのだが、今年3月で廃校になっている。
この小学校をスケッチしたいと思っていた。
そして今回の目論見は、ペンによる線描をおこなわないで描いてみようというもの。
いつもの風景スケッチでは、ペンでの線描スケッチをしてから彩色をするというのが自己流のスタイルだった。
はたして・・・?
結果は無残なものに終わった。
もう少し上手く描けるだろうと思っていたのに、平板な、迫力のない絵になってしまった。
自信喪失。
たしかに、木々とか、山とか、自然のものは線描がない方が自由に描ける。
しかし人工物はやはり線描がないと上手く描けない。
これからどうすればいいのだろう?
by akirin2274 | 2012-05-13 20:51