「日本現代詩選2017」 (瀬崎)    

c0138026_20104663.jpg日本詩人クラブ発行のアンソロジーの第38集がとどいていた。
560頁の大冊で、会員400人の作品が掲載されている。

私は「うりざね」を載せてもらった。
この作品は金堀則夫氏が発行している詩誌「交野が原」に発表したもので、26行の軽いタッチのもの。
理屈にも何にもなっていない珍妙な作品なのだが、そのあっけらかんとした感じが自分で気に入っている。

そしてこのアンソロジーのカバー、表紙、扉の挿画の作者名を見て驚いた。
画家でエッセイストで、2008年に亡くなった宮迫千鶴の絵が使われていた。
画家の谷川晃一の奥さんで、「ママハハ物語」を書いたり、評論家の上野千鶴子と「つるつる対談」をしたりしていた。

実は彼女は私と同じ1947年生まれで、広島の出身である。
私が広大附属高校の文芸部にいた時に、彼女は広島女学院の文芸部にいた。
この2校は文芸部の顧問の先生が熱心で、交流もあった。

そのころ彼女は詩を書いていて、文芸誌に載った彼女の作品には(どんな作品だったかは忘れてしまったのだが)感嘆した記憶がある。
女学院に宮迫というすごい詩を書く奴がいるな、と思っていた。

当時私は中国新聞という地方紙の「中国詩壇」という投稿欄によく載せてもらっていた。
その関係で、向こうも私のことは知っていたらしい。

彼女とは縮景園というきれいな庭で会ったことがある。
どんなことを話したのだったか、眼の大きな子だなと思ったことだけを覚えている。

そののちは新聞の書評欄で彼女の活躍を読んだりしていた。
9年前に彼女の死亡記事を見た時は、ああ、亡くなったのか、と思ったものだった。
それだけのことなのだけれど。


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by akirin2274 | 2017-12-19 20:14

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