文学散歩 (瀬崎)   

岡山県詩人協会の行事の一つに文学散歩がある。
岡山県内の文学に関係のある地を訪れてみようというもので、隔年の春におこなっている。

第3回となる今年は、赤磐から日生の県東部をめぐり、25人が参加した。
天気は春らしい日差しで、桜をはじめとしていろいろな花が道中のあちらこちらで咲いていた。散歩日和(といっても、バスで移動するのだが)。

赤磐といえば、やはり永瀬清子である。
ということで、まず、くまやまふれあいセンターの永瀬清子展示室を見学する。
学芸員が説明をしてくれたのだが、永瀬清子は絵を好く描いていたようだ。
自分の絵を添えた詩の一節の色紙などが展示されていた。
色紙などに書くときに、彼女は長い詩の一節の行の順番を入れ替えたりしたりしている。なるほど。
永瀬清子は20年余り前に(私が岡山で詩を書きはじめる前に)亡くなっている。
そのため私は生前にはお会いしたことがない。どんな方だったのだろう。

近くの彼女の生家も訪ねる。
里山の中に建っているのだが、生家は立派な作りの町屋であった。出窓格子も付いていた。
今は取り壊されているが、米倉や衣装倉も並んで建っていたとのこと。
家はかなり傷んでおり、生家保存会が寄付を募って修復にあたっているとのこと。

片上に移動して、このあたりはあっては鉱石の採掘・運搬で栄えたところ。
160年の歴史を誇る割烹旅館でお昼をいただく。
大広間には犬養毅の額などが飾られていた。崋山の署名が入った額もあったが、あれは渡辺崋山?

つづいて日生漁港へ移動し、加子浦歴史文化館を見学する。
私の知らない岡山県の文人もたくさんいるものだなあ。柴田練三郎は知っているけれど。

暖かい一日だった。


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by akirin2274 | 2018-04-01 20:38

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