「別冊・詩の発見」 (瀬崎)   

c0138026_09543251.jpg山田兼士氏が大阪芸術大学文芸学科の学生の卒業に合わせて発行していた詩誌。

濃い内容の詩誌だったのだが、今号で終刊とのこと。
詩を指向するゼミ学生がついにいなくなってしまったためとのこと。
なんとも残念なことである。

依頼した詩作品が37編、それに3人の学生の詩作品、山田の詩作品、山田がこの1年間にツイッターに書いてきた163冊の詩集の短評が「詩集カタログ2017」のタイトルで載っている。

疋田龍乃介「果てしなき駄洒落の果に」。
駄洒落はリズムであるともいえる。本職の落語家でもある疋田の作品の毒味の軽快さは、一度はまり込むと抜け出せなくなる。

北爪満喜「白い魔法で」の物音を吸い取ってしまったような情景、逆に倉田比羽子「声と呼び水--ことばは演じる」の溢れた物音で事物が覆い隠されているような情景も、それぞれに面白かった。

瀬崎は「狐狩り」を載せてもらっている。
情景としては、カズオ・イシグロ原作の映画「日の名残」に拠っているのだが、内容は”タリホー”という掛け声とともにとんでもない方向へ走って行ってしまった。

拙ブログ「瀬崎祐の本棚」には、林美佐子、松尾真由美、高階杞一の作品の簡単な感想を書く予定。


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by akirin2274 | 2018-04-07 09:55

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