気分一新 (瀬崎)   

最近、40数年おこなっていたことを止めた。気分一新である。
鼻の下の髭を剃った。

髭は結婚して間もない頃、長男が生まれる前から生やしていた。
その頃はかなり童顔だったので、仕事をする上であまり若く見られるのは嫌だな、髭を生やしたら少しは老けて見えるかな、ということで生やしはじめた。

だから長男をはじめとする3人の子どもたちは、父の髭のない顔を見たことがなかったのである。

この春で常勤の仕事を辞め、今は嘱託となっている。
子どもたちが退職を祝って家族旅行を計画してくれた。
末息子が計画を立てわれわれ夫婦も入れた4家族のスケジュールを調節してくれた。
そして、子どもたちがお金を出し合ってくれて、孫8人も引き連れての総勢16人で1泊2日の淡路島旅行をしてきた。
(直前まで私には内緒のサプライズで計画を進めてくれていた)

リゾートホテルでの夜には、子どもたちからの写真入りの感謝状とともに記念品の時計ももらった。
嬉しいことこの上ない。

c0138026_13165593.jpgそのホテルでの翌朝、気分一新で40数年生やしていた髭を剃った。
お返しのサプライズである。

朝食時に、一番年長の孫が私の顔を見て、なにか違和感があるなあ、と言いはじめた。
それからはひとときわいわいと盛り上がった。

その後1ヶ月が経つ。
仕事場やいろいろな会合で知人に会うのだが、髭を剃ったことにすぐに気づく人もいるが、まったく気づかない人もいる。
人の顔は何を見て覚えているのだろう、と不思議に思ったりもする。

(写真は髭を生やしていた頃のもの)





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by akirin2274 | 2018-05-09 13:18

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