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詩集評を書くということ (瀬崎)   

「詩と思想」誌に連載している「詩集評」12月号の依頼案内が来た。
通常の詩集評はこれで終わり、あとは来年はじめの年鑑号となります、と。

月刊発行で詩集評を書く際の一番の心労は、いつ、どんな詩集がとどくかが予測できないことだった。

毎月の期日までに原稿用紙15枚の原稿を書いておかなければならないので、とどいた詩集の評を順次書いていく。
しかし、例えば残り1週間になってから、あとどれだけの詩集がとどくがわからない。
もう書きたいことのある詩集はこないかもしれない、それならば原稿を仕上げておかなければならない。
逆に、最後になってからすごい詩集がふいにとどくかもしれない。
そうすると、これまでに書きあげてあった原稿を大幅に削って、すごい詩集についての評をいそいでまとめなければならない。

毎月、締め切りが近づくたびに、胃がきりきりと痛むのを感じてきた。

今日も郵便箱をのぞく。
お、すごい詩集がとどいて居るぞ!

by akirin2274 | 2008-07-12 10:55

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