<   2018年 01月 ( 7 )   > この月の画像一覧   

「コレクションのドア、ひらきます」 (磯村)   

奇妙なタイトルだが、これは東京ステーションギャラリーが30年間に収蔵した作品c0138026_00241116.jpgの展覧会。

第一のセクションは鉄道絵画。
元田久春のリトグラフ作品「indication Tokyo station」は、東京駅の現在から近未来の廃墟光景までを一つの絵の中に閉じこめていた。時間を越えた絵となっていた。

かって「現代詩手帖」の表紙絵を描いていた中村宏のアクリル画もあった。
中村といえば、そのモチーフはセーラー服姿の少女と汽車である。
今回はかなり抽象的なアプローチのシリーズだった。

横尾忠則はY字路シリーズの1枚だったが、横浜の建物の背景に山陽新幹線が走り、パリの寺院も遠望できていた。発想はコラージュ風であった。面白い。

第二のセクションは都市と郊外。
先年亡くなった吉村芳生の巨大な鉛筆画が展示されていた。
写真を元にして、小さく切った区画ごとに緻密に模写をする手法。その気の遠くなるような営為にただただ感心する。
(以前にみた彼の絵は数メートルに及ぶ金網の絵だった!)

抽象のセクションでは坂田一男や加納光於がやはりすばらしかった。

そして最後はキュビズムの時代を中心にしたピカソ5点。
単純な線描と面の塗り分けは今見ても斬新そのもの。
あの「ゲルニカ」と同じ年に描かれた「黄色い背景の女」も好かった。


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by akirin2274 | 2018-01-30 00:25

「どぅるかまら」23号合評会 (瀬崎)   

c0138026_23272134.jpg「どぅるかまら」23号が出来上がり、その合評会を倉敷駅までおこなった。

ページが空いてしまったために急きょ書き上げて載せた拙作「奥津のとき」は、幸いなことに皆さんに好意的に読んでもらえた。やれやれ。
ここだけの話だが、自分でもなかなかの傑作になったと思っている(汗)。

齋藤恵子氏もページが空くからと言って短い作品「見知らぬ町」を追加して載せていたのだが、さすがであった。
物語性によりかからずに、ということは時間の位相を捨てたところに作品が成り立っているのだが、その張り詰めた情景には唸ってしまった。 

合評終了後に、岡隆夫氏の山陽新聞賞受賞祝賀会についての相談をおこなった。
あらかじめ岡氏にはどんな会にするかの意向をうかがっていたのだが、案内状の発送は130名を超える規模になりそうである。

祝賀会の実行委員会を立ち上げることになるのだが、中心となるのは「どぅるかまら」のメンバーと、今回の受賞の推薦母体となった岡山県詩人協会の有志ということになる。
幸い私が県詩人協会の会長をしているし、齋藤氏が副会長をしている。そういう意味では委員会の運営はやりやすい。
とりあえず日時、会場の候補を相談して、動き始めることにした。

終了後の飲み会はいつもの駅前の居酒屋で。
秋山基夫さん、次号の「どぅるかまら」に載せる詩論集「文学史の人々」の書評をどなたにお願いしますか?
あの人、それともこの人?
あ、わかりました。それじゃその方に執筆依頼を出しておきます。



 

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by akirin2274 | 2018-01-24 14:05

生頼範義展 (磯村)   

c0138026_11242483.jpg上野の森美術館での生頼範義展。
映画のポスターや本の表紙カバー絵などでよく知られる彼の作品約250点が展示されていた。

入り口すぐのところの導入部分には、彼のイラストを使った小説「三国志」や「水滸伝」「宮本武蔵」などの新聞広告があり、表紙カバーを担当した夥しい数の文庫本が塔のように展示されていた。
やはり凄いな。

平井正和や小松左京は彼の絵に惚れ込んでいたという。
彼らの本のほとんどの表紙絵は生頼が描いているが、一度も会ったこともなければ電話で話したこともなかったという。面白いエピソードだな。

個人的に馴染みが深かったのはコーエイのコンピューター・ゲームのパッケージを描いていたこと。
「三国志」、「蒼き狼と白き牝鹿」、「水滸伝」。「維新の嵐」などなど。懐かしい。

それに加えて惹かれたのはペンとインクによる人物画。
会場の始めに展示されていた新聞広告の原画が展示されていた。凄い。
点描、あるいはハッチングによるリアルな人物描写は、後に続くイラストレーターに大きな影響を与えたとされている。

世界的に有名になったのはジョージ・ルーカスに見込まれて「スター・ウォーズ」のポスターを手がけてからだろう。
それに「ゴジラ」の映画ポスターも手がけていた。
映画のポスターなどは、実写写真のコラージュとどのように違う魅力を出すか、ということになるのだろう。
とにかく大胆な構図と緻密な細密描写。圧巻である。

生頼の絵は完全にコマーシャル・アートを越えていて、ファイン・アートになっていると思えた。


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by akirin2274 | 2018-01-20 11:26

現代詩ゼミナール (瀬崎)   

早稲田奉仕園での日本現代詩人会の現代詩ゼミナール。

講演は高橋順子氏の「夫・車谷長吉--詩と小説のあいだ」だった。
世間常識からは少し外れたような物書き同士の生活についての話は興味深いものだった。

それにしてもスコットホールはとても寒かった。
みんなコートを着たままで高橋氏の講演を聴いていた。
休憩のあとの後半は暖房が効くところで、ということで会場を移動した。前代未聞。

昨年詩集を出した6人の方の自作詩朗読があった。
竹内美智代氏は鹿児島弁で、中井ひさ子氏は関西イントネーションで、とそれぞれの個性が出ていた。

夕方から新年会。
詩誌「交野が原」に拙詩集「片耳の、芒」の書評を書いてもらった谷合吉重氏と初めてお会いできたのは嬉しいことだった。
気になっていた谷合氏の詩集「姉(シーコ)の海」の”シーコ”についても訊ねてみた。
ああ、そういうことだったのか。納得しました。

強烈な詩集「石の花」をいただいていた大木潤子氏にも初めてお会いしたのだった。

あとは何ヶ月かぶりに会う方々と、楽しい談笑のひとときを過ごした。
浜江順子氏は今年は声を小さくすると言っていたし、中本道代氏には寄稿のお礼、中井ひさ子氏や中田紀子氏には水彩スケッチを感心してもらった。

遠隔地からの参加者ということでスピーチの指名を受けたのだが、なんとその時にワイングラスを割るという大失態をしてしまった。
田村雅之氏には、あそこは台が傾いているんだよ、お前さん、知らなかったのかい、とからかわれてしまった。


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by akirin2274 | 2018-01-17 22:30

今はこんな状態 (瀬崎)   

個人詩誌「風都市」33号の発行準備をしている。
今号の寄稿は、以前から一度は作品を掲載したいと思っていた中本道代氏。
12月末にはきりりとした作品をいただいていた。嬉しい。

私の詩2編も書きあがり、表紙、日録も出来上がり、あとは「あとがき」に手を入れて、今月中には発送できるようにしたい。

そのほかの予定としては…。

今年は四土の会のアンソロジーである「四土詩集」が発行される。
各自が数編の作品を載せるのだが、さて私は何を載せよう。迷うなあ。

詩誌「交野が原」からの依頼稿は今月末が締め切り。発表予定の作品は完成しつつあり、推敲をおこなっている。
詩誌「ERA」の締め切りは2月末。作品の構想は書き留められていて、これがどのようにうごめき始めてくれるか。

ほかには、詩誌「雨期」から依頼のエッセイ「至福のとき」は原稿を送ってある。
詩誌「孔雀船」からの依頼の詩作品も「とうもろこし畑で」を送ってある。
そういえば、「詩と思想」1・2月合併号に詩集「片耳の、芒」からの作品として「ミカサ屋」が掲載されたのだった。


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by akirin2274 | 2018-01-11 16:23

中四国詩人会理事会 (瀬崎)   

中四国詩人会の理事会が岡山駅西口であった。
中四国8県からの30人ぐらいの理事が集まった。皆さん、ご苦労様です。

昨年後半から体調を崩していた岡隆夫氏が元気になって出席されたのは嬉しいことだった。
いろいろと様子をうかがうと、少し間違えれば命の危険もあった状況のようだった。
なににしても無事に回復されて何よりだった。

昨年の会計報告や、今年度の中四国詩人賞選考についての相談があった。
それにしても、会員が次第に減ってきているのは、憂慮すべきことである。
なんとか若手に参加して欲しいのだが、そんな会に入って何かいいことがあるのですか?と聞かれると、明快に答えられる自信は、ない。

今年秋の中四国詩人会は岡山大会なので、現在までの計画概要を報告して、理事会で承認してもらった。
いよいよ実行委員会を組織して細かな準備に取りかからないといけないな。

終了後は新年会を兼ねた会食。
普段はほとんど接点のない方たちとの会話は新鮮である。
200号になった詩誌「山陰詩人」のことや、詩誌「裸足」から生まれ変わった「ネビューラ」のことなど、他誌の情報をいろいろと聞くのも楽しい。







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by akirin2274 | 2018-01-09 00:14

お散歩 (磯村)   

1月4日は仕事始めだったが、この日は本社から15kmぐらい離れたところの支社への出向。
仕事が予定より早く終わったので、手配してくれた帰りのタクシーを断って散歩してみることにした。

暖かい陽が照っていて、ときおりの風も心地よい程度。
コートを脱いで高梁川の堤防をぶらぶら歩く。
眼下の河川敷ではゴルフをしている。ときおり白球が飛ぶのを振り返って眺めたりする。

5kmぐらい歩いたあたりで、バスが来たら乗ろうかなと思ったが、あれ、停留所がないなあ。
そういえば毎週支社へはタクシーで往復するのだが、路線バスを見かけたことがなかったぞ。バスは走っていないのだろうか。
のどかな郊外なのでタクシーも通りかからない。

こうなればついでに郊外の大型ショッピング・センターまで行ってみようか。
さらに5kmぐらいぶらぶら歩いて、たどりついたSCはすごい人だった。
そこからはシャトルバスに乗って市街地に戻ったが、2時間ぐらい歩いてしまったな。散歩にしてはよく歩いたな。

その翌日、なまった体に活を入れようと今年初めてのジムへ。
ゆっくりとだが10km余りをトレッドミルで走ったら、さすがに昨日は会社の階段を9階まで上がるのが辛かった(1日3往復まではエレベーター使用禁止という自己ルールあり 笑)。

2日間合わせてもハーフ・マラソンの距離には達していないはずなのに。
歩くのには慣れていないので、使う筋肉が違って疲れていたのだろうな。


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by akirin2274 | 2018-01-06 19:35